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  • yanxia2008

【昭和 listen】#016 野崎小唄

2018.10.7(日)

 平成最後の年末も間もなくやってくる。

 年末といえば「紅白」だが、紅白出場歌手だけにとどまらず、戦後しばらくまで、歌謡界には、芸者歌手(流行歌を歌う芸者兼歌手で、鶯(うぐいす)芸者歌手とも呼ばれた)と呼ばれる人が多かった。

 赤坂小梅、神楽坂はん子、小唄勝太郎、美ち奴、榎本美佐江、神楽坂浮子などなど。

 浅草の芸者だった「市丸」姉さんもその一人。  天賦の美貌と美声を買われ、昭和の初めにデビューしてから大フィーバー。  「島の娘」「東京音頭」などで国民的な人気歌手の小唄勝太郎と人気を二分する一方、近衛文麿首相の愛人でもあった。

 外国人観光客が3000万人にも達する現在、こんな雰囲気の人や曲、芸の世界が、案外、異文化に興味のあるインバウンド客の関心を高めるのかも知れない。

 懐メロ番組でも今はほとんど採り上げられることのない昭和の歌・通算16曲目は、市丸の野崎小唄。

 曲自体は、東海林太郎の楽曲(昭和9年)。  歌詞に出てくる「野崎参り」は大阪の大東市で行われているGWの伝統行事。  今日は目茶苦茶古い選曲で、誠に恐縮に存じます。

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