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  • yanxia2008

【常緑音楽館便り】#1108 縄文語はちんぷんかんぷん

2018.1.30(火)

 岩手県を活動拠点とし、東北地方の民謡や民族音楽に影響を受けた楽曲を作り続けているミュージシャン・ユニットの「姫神」。

 「姫神」は、シンセサイザー奏者・星吉紀のソロ・ユニットの名前らしく、独得の地声で唄うヴォーカルの女性陣3名(「姫神ヴォイス」と言うらしい)は、厳密には姫神のメンバーではないというから紛らわしい。

 ミステリアス、幻想的な雰囲気のこの曲は、紀行番組などで繰り返し使われるので、誰もが知っているメロディーだろう。

 歌詞を聴くと、 A-ba, naa-nga MAPO. アバ ナガ マポ A-ni, nono to, aya to, アニ ノノ ト アヤ ト ine to, ye to, イネ ト イエ ト otosibu-i-bu-mu オトシブ イ ブ ム・・・ と摩訶不思議な言葉が続くが、 「私の名前はマポ。  私に、祖父(祖母)、父、母  兄(姉)と弟(妹)がいます・・・」 という意味だという。

 国立民族学博物館の教授だった人類学者・言語学者の崎山理という人(この曲の作詞者)によって「復元」された、縄文の時代に使われていたであろうとされる「縄文人の言葉」で書かれているらしい。

 その崎山氏、「縄文語」を「ツングース系の言語とオーストロネシア系の言語とが混ざりあった言語」であると想定し、さらにそれが現代日本語の「母体」をなしていると主張していたそうだが、門外漢の毒舌亭には、まったくもって、ちんぷんかんぷん、ナンノコッチャなのである(笑)。

 Evergreen Music通算1108曲目。

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