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  • yanxia2008

【何を彼は話したか】

2013.9.8(日)

 IOC総会前後でアベぴょんが原発・汚染水問題でどう発言したか、今一度確認しておきたいと思います。  評価は他の方のブログ等にお任せしますが、私が一つだけ言えることは、「彼は国際社会に対して歴史的大ウソをついた」ということではないかと思います。

 「私は責任を持って実行していく」というものの、2020年に彼が在任している可能性は100%ありません。そのとき、それ以前に彼が責任をとることなどできません。  日本のマスコミは「新聞のヘッドラインでなく、事実を見て下さい。」と彼に揶揄されても、彼の発言に食らいつくところは一社もありませんでした。  NHKを含むテレビ局は、今日一日、礼賛一色ではしゃぐだけ。  まあ、明日は新聞休刊日で五輪の文字が躍るのは明後日。  少し熱も冷めるでしょう。

 以下、彼の発言を英文を含め載せておきます。

◉ プレゼンテーション(IOC総会にて)

(英文) Some may have concerns about Fukushima. Let me assure you, the situation is under control. It has never done and will never do any damage to Tokyo. I can also say that, from a new stadium that will look like no other to confirmed financing, Tokyo 2020 will offer guaranteed delivery.

(和文)

 フクシマについて、お案じの向きには、私から保証をいたします。状況は、統御されています。東京には、いかなる悪影響にしろ、これまで及ぼしたことはなく、今後とも、及ぼすことはありません。  さらに申し上げます。ほかの、どんな競技場とも似ていない真新しいスタジアムから、確かな財政措置に至るまで、2020年東京大会は、その確実な実行が、確証されたものとなります。

◉ IOC委員質問に回答(IOC総会にて)

Q(外国人IOC委員)「福島第一原発が東京に影響はないと言われますが、その根拠をうかがいたい。どうして安心できるのか。専門的技術的観点から総理に聞きたい」

A.「結論から申し上げれば、全く問題ない。新聞のヘッドラインでなく、事実を見て下さい。汚染水の影響は、福島第一原発の港湾内の0.3平方キロの範囲内に完全にブロックされています。近海でモニタリングを行っていますが、水質は500分の1ぐらい。食品や水の安全基準は世界で最も厳しい。どの地域においても、その基準の100分の1。健康問題は、今までも現在も将来も問題ない。更に抜本解決のプログラムを、私が責任を持って決定して着手して行っている。私は被災地の少年に会った。被災地に支援で来た外国人のサッカー選手からもらったボールが彼の希望。福島の青空の下、サッカーボールを蹴っている子供たちがいる。彼らの未来に責任を持っている。」

◉ 記者会見(IOC総会終了後)

Q(外国人記者)東京電力福島第一原発の汚染水問題をどうするのか。日本政府としては原発を他のエネルギーに替えていくことについてどう考えるか。

A 汚染水があるが、健康に対する問題は、今までも現在もこれからも、まったくないということをはっきりと申し上げておきたい。さらに、完全に問題ないものとする抜本解決に向けたプログラムをすでに政府は決定し、すでに着手している。私は責任をもって実行していく。  エネルギー政策については、引き続き、エネルギーの安定供給、エネルギーコストの低減の観点も含めて、責任あるエネルギー政策を構築していく。原子力比率は引き下げていく。このため、今後3年程度の間に再生可能エネルギーの普及と省エネルギーの推進を最大限加速させていく。原発の再稼働については、世界でもっとも厳しい安全基準のもとで判断していくこととしている。

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