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  • yanxia2008

【こどもの日に】

2013.5.5(日)

1990年10月9日、ニューヨーク。  東西ドイツ統一(10月3日)の興奮が冷めやらぬ中、ジョン・レノン生誕50周年直前のこの日、オノ・ヨーコは国連信託統治理事会(United Nations Trusteeship Council)の議場にいました。

 議場にはレノンが人類の解放と平和への祈りをこめた名曲「Imagine / イマジン」が流され、世界130カ国に中継される中、「一人の夢はただの夢、皆の夢は現実となる」(A dream you dream alone is only a dream. A dream you dream together is reality.)とスピーチ、喝采を浴びました。  さらに、同年12月8日、国連で開かれたジョンの追悼式でも、同じようなことがありました。  多くの国連関係者が、この曲に人類の未来の夢が託されていると考えたのでしょう。

 では、日本の国会本会議場で、忌野清志郎の「サマータイム・ブルース」や新しいところでは沢田研二の「F.A.P.P(フクシマ・アトミック・パワー・プラント)」が流されるような日が訪れることはあるのでしょうか。

 いま、諸国憲法がいかに(絶対)君主(権力)から国民を守るためのものとして獲得されてきたか、しかもそれ故に、安易な改憲を許さない硬性憲法として形づくられてきたかの知識もないままに(あるいはこれを隠蔽し)、「権力の側から」発せられる威勢のいい、勇ましい言葉だけが横行し、半数前後の国民が改憲支持に傾くという恐ろしい風潮の中では、そんなことは絶対にあり得ない、起こりえないことでしょう。

 いまの動きは結局、子や孫たちに銃を握らせるためのクワダテ、モクロミにほかなりません。  そんな時代を再び招いては絶対なりません。

  〜2013.5.5 こどもの日に〜

 動画は2012.8.12 ロンドン五輪閉会式でのレノンと子供たちのコラボによる「Imagine」合唱(Closing Ceremony - John Lennon - Imagine - London 2012 Olympic Games)

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