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yanxia2008

【常緑名画座便り】#002 危険な関係

2018.1.28(日)

 最近、政治家や芸能人の不倫ばかりを集中豪雨のように扱う「文春砲」とやらが幅をきかせ過ぎていないかね?

 「職業に貴賎なし」というけど、あたしゃ「文春記者」は「賤」だと思うね。  同じ不倫を扱った題材でも、この映画のように気高く纏め上げると芸術になるのに、ゲスの振る舞いだね。

 昨日スタートしたEvergreen Motion Pictureシリーズ通算2本目は、1959年(日本公開は61年)の仏映画でRoger Vadim(ロジェ・ヴァディム)監督作品「Les Liaisons Dangereuses(邦題:危険な関係)」。  パリの上流社会における外交官夫妻のダブル不倫問題を扱っている。

 主演は、Jeanne Moreau(ジャンヌ・モロー。昨年7月に89歳で死去)。      「Ascenseur pour l'échafaud(邦題:死刑台のエレベーター、1958)」で見せた「目力(めぢから)」が印象的だった。シャンソン歌手としても活躍した。

 日本語の字幕はない(英語の字幕付き)けれど、全編を動画で見ることが出来る(フランス語の勉強になります)。

 なお、せっかくなので、【常緑音楽館便り】とタイアップして、そのテーマ曲、Art Blakey(アート・ブレイキー)の「No Problem(邦題:危険な関係)」をお付けします。

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