2017.10.31(火)
トランプ大統領の選対本部幹部が起訴されたのに続き、トランプの外交アドバイザーが陣営とロシア関係者の接触を調整していたことが明らかになり、“第三の男”だと話題になっているという。 来日直前に、疑惑は、次第にスリリングな展開になりつつある。
ところで「第三の男」といえば、Carol Reed(キャロル・リード)監督の1949年の英国映画「The Third Man(第三の男)」が思い出される。
WWⅡ直後のウィーンを舞台にし、光と影を効果的に用いた映像美、戦争の影を背負った人々の姿を巧みに描いたプロット、サスペンス溢れる画面展開で高く評価され、映画業界のプロたちが選ぶ歴代映画ランキングでは必ず上位にランクされる名画だ。
特にOrson Welles(オーソン・ウェルズ)の存在感のある演技が光っていた。彼は、これも名画の『Citizen Kane(市民ケーン)』(1941)にも出ていた。
テーマ曲「The Third Man Theme(邦題:ハリー・ライムのテーマ)」は、Anton Karas(アントン・カラス)の特徴あるチター(ツィター/Zither。ギターと同じギリシャ語のキターラ(Kithara)に由来)演奏による。
Evergreen Music通算1082曲目は、オープニング・タイトル・バージョンで。