2016.6.13(月)
昨年の今日の投稿を再掲。
基本的には私の意見は現在も変わっていない。
良いことも数々やっている。それは認めるし、きちんと評価する。
しかし、 ◯ 仮設住宅を足繁く訪れ膝を突き合わせて話を聞いたことが今まであっただろうか、
◯ 住宅支援の打ち切りで例えば首都圏避難の方々から部下に任せず自分が直接話を聞いて説得したことがあっだろうか、
◯ 南相馬や飯舘村など国による線量の高い地区の避難解除措置について、被爆防護の観点から強く発言したことがあるだろうか、
◯ ダラダラと言質を取られまいとする東電や国の第二原発廃炉についての曖昧な態度にまなじりを決して強く迫ったことがあるだろうか。。。 などなど。
答えはノーではないか。
華やかなこと、華々しいこと、明るいところばかり見て、暗いこと、辛いこと、厳しい現実から目をそらしてはいないだろうか?
疑問、懸念がフツフツと湧き上がる。。。。
それでも支持率は72%という現実。
岩下 哲雄
2015年6月13日 ·
【避難者支援で内堀知事の顔が見えない】
内堀新知事は優秀な人。私も知ってるし万人が認めるところだろう。理論に優れ人柄も良い。復興財源の確保などさまざまな努力も認めよう。 だけど、被災者・避難者支援対策及び被爆対策については、いささか疑問符がつく。 「自立」を名目に避難指示を17年3月で解除する政府方針に対して抽象的な発言。 将来像が明確に打ち出せる段階に至ったなら、もちろん解除は「あり」だろう。 しかし、そんな状況には全くないのが実情ではないか。 就任時「現場力」を重視すると言われたが、被災者・避難者支援対策の「現場」は、被災者・避難者そのもの。 この人達の心に寄り添った行動なくしては、発言の意義を失う。 部下職員をして「避難者の声を聞く公聴会の開催は国の所管」などと、よもや言わせてはならない。 県が、あなたが「独自にやる」と言えばすぐにできる。それこそ国に対する「県の自立」ではないか。 このままでは内堀知事の顔が見えない。哲学が見えない。 知事になった以上、もう官僚ではない。政治家なのだ。 政治家の言葉を聞きたい。あなたの奮起に期待せざるを得ないから、あえて言わせていただく。
http://www.minyu-net.com/news/news/0613/news8.html