2015.5.1(金)
訪米した安倍首相が、4月28日のホワイトハウスでの公式晩餐会でダイアナ・ロスの「エイント・ノ−・マウンテン・ハイ・イナフ」を、また29日の米国連邦議会上下両院合同会議でキャロル・キングの「僕の友達」を引用して(引用部分:下記)スピーチ。
曲の成り立ちや文化的背景を知らずして、日米同盟の深化、集団的自衛権の行使を暗示するかのような形で安易に引用(Quote)することの愚かさを、この人は理解できないのだろうか。
大好きな曲が、こんなところで、こんな形で引用されるのは原曲に対する冒涜であり、ハナハダイカンニゾンジマス。
〇 各原曲は次のとおり(以前に紹介済み〜再掲)。
〇 それぞれの曲の引用部分は次のとおり
《Ain't no mountain high enough》
♪ If you need me, call me No matter where you are No matter how far Just call my name I'll be there in a hurry You don't have to worry
あなたが私を必要なら私を呼んで あなたがどこにいようと あなたがどんなに遠くにいても 大きな声で私の名前を呼んで 急いであなたのもとに駆けつける 私を信頼していいのよ 心配はいらないわ (EMI Music Publishing訳)
《 You've got a friend》
♪ When you're down and troubled And you need some loving care And nothing, nothing is going right Close your eyes and think of me And soon I will be there To brighten up even your darkest night
落ち込んだ時、困った時、 ...目を閉じて、私を思って。 私は行く。あなたのもとに。 たとえそれが、あなたにとっていちばん暗い、 そんな夜でも、明るくするために (日本外務省訳)