2015.2.14(土)
「戦後以来の大改革」というが、言葉の使い方にイマイチしっくり来ない。 「戦後」とは1945年以降今日までの全期間を指すはず。 これに「以来」をくっつけたものだから、意味不明になる。 それでも、例えば「戦後の平和憲法制定以来の」などと表現するならまだ分かる。 あなた、「戦後以来」という言葉がピタッときますか? まともなスピーチライターならこんな表現はしないはず。 それとも、「イスラム国」問題で外務省案に「ISILと闘う国を支援します」と自ら付け加えたアベシだから、今回も彼自身の仕業かな? …つまらないことにこだわるようだが、美辞麗句で弄ぶ彼を支持するB層の人の気が知れない。。。 と独り言。
雪の朝 毒舌悪態亭亭主より
首相「戦後以来の大改革、今国会で成し遂げる」 改憲論議の深化期待
2015.2.12 産経ニュース
安倍晋三首相は12日の衆院本会議で、第3次政権発足後初めての施政方針演説を行った。冒頭で過激組織「イスラム国」による日本人殺害脅迫事件に触れ、テロに屈しない姿勢を強調。農協改革や集団的自衛権の行使容認を具体化する安全保障法制の見直しなどを「戦後以来の大改革」と位置付け、「今国会で必ず成し遂げる」との決意を表明した。また「憲法改正に向けた国民的な議論を深めていこう」と改憲議論の深化にも期待を示した。
首相は今回の事件について「非道かつ卑劣極まりないテロ行為を断固非難する」と言明。「日本がテロに屈することは決してない。テロと戦う国際社会において、日本としての責任を毅然(きぜん)として果たす」とし、中東への人道支援を継続する方針を改めて述べた。
全国農業協同組合中央会(JA全中)の一般社団法人化を柱とする農協改革に関しては「農家の所得を増やすための改革だ」とし、地域農協を主体としたブランド化や海外展開につながると説明。環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)交渉の「出口が見えてきた」と述べ、年内の大筋合意へ交渉を加速させるとした。
安保法制見直しでは「あらゆる事態に切れ目のない対応を可能とする安保法制の整備を進める」と明言。戦後70年談話を念頭に「これまで以上に世界の平和と安定に貢献する。その強い意志を世界へ発信する」との決意を語り、引き続き「積極的平和主義」や「地球儀を俯瞰(ふかん)する外交」を推進する考えを示した。
保険適用の治療と保険外の治療を同時に行う混合診療の拡大や、電力改革の総仕上げと位置付ける「発送電分離」の導入など、医療やエネルギーの分野での改革も強調。原発については「長期的に原発依存度を低減させる方針は変わらない」としつつ、原子力規制委員会の基準に適合した原発は再稼働させる意向。教育分野では小中一貫校の導入など学制改革に言及した。
地方創生については「地方こそ成長の主役だ」とし、企業の地方移転を促す税制や名産品の販路開拓などで、地方での雇用創出を図る路線を打ち出した。また選挙制度改革や定数削減の実現に向け、党派を超えた協力を呼びかけた。
首相の施政方針演説は平成24年12月の第2次安倍政権発足後3度目となる。