2014.6.21(土)
シェアさせていただきます。
水面下で蠢(うごめ)く危険な香りに要注目。
我々の年金財源がギャンブル資金に使われようとしている。。。
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新樂 智夫
2014年6月21日
危険なアベクロリスク!ギャンブル、カジノ政権!?
ある方の分析・見解です。:安倍政権は、株価依存内閣になっている世帯の経済が悪化するとき、政権は維持できません。2013年の5月までは、「アベノミクスへの先行きへの期待感」で、世帯の景気観も、好転していました。
しかし2013年5月から、様相が変わっています。内閣府の消費動向調査、及び、総務省の家計調査は、実際数字で、景況感の低落を示します。
政権は、4月からの消費税増税にもかかわらず、アベノミスクで、将来の景況がよくなると見せねばならない。
このために利用するのを、株価にしたのが、安倍政権に思えます。2014年5月の、株価対策を見て、はっきりとこれがわかったのです。
(注)129兆円という巨大資金をもつGPIF(年金基金管理運用独立行政法人)への執拗な株買いの要請から「株価連動政権」と言われはじめています。 http://www.gpif.go.jp/operation/highlight.html#tab_02
東証のデータを元に、安藤証券が集計している「(長期)投資主体別売買動向」の2014年5月分を見ると、はっきりわかります。
2014年5月は、外人売りから暴落もありとされていた月です。 以下のような売買になっています。プラスが買い超、マイナスが売り超です。(一部+二部) http://www.ando-sec.co.jp/market/movement.html
【2014年5月の売買】 ・個人 -5743億円 ・外国人 -825億円 ・生損保 -296億円 ・都銀等 -170億円 ・信託銀行 +6873億円(突然の巨額な買い超) ・事業法人 +1530億円
この主体別売買を見て、信託銀行が6873億円の買い超をしなければ、5月暴落はあったということがわかります。
増税後の、14年5月の株式の売買で、異常に大きくなったのが信託銀行の買い超です。
2013年4月から14年3月まで、信託銀行は、ずっと売り越しを続けています。2014年5月に、突然6873億円も買い超になっています。信託銀行は、顧客からマネーを預かって投資する銀行です。
1ヶ月で6000億円を超える投資預託金の増加は、世帯や事業法人を顧客にしてはあり得ない。
急に預けたのは、安倍政権の株価上昇の意志を受けた政府系の金融機関(郵貯・簡保)及び年金基金(GDIF)です。これは推測ですが、断言できます。上記の表を見ると、はっきりわかります。
2014年の信託銀行の株取引は、 ・14年1月184億円の売り超、 ・2月1626億円の買い超、 ・3月1787億円の売り超、 ・4月943億円の売り超です。
これが突然、消費税後の5月に6873億円もの買い超です。 露骨に政府の意向でしかあり得ないことです。
次は、本格的に、年金基金管理運用独立行政法人(GPIF)での本格的な買い超です(次に株価が危なくなる、8月15日からか)。
国内株式への投資額を運用総資産(129兆円)の17%の22兆円から、20%の25.8兆円へと、3.8兆円増やす目論見が、練られています。
3.8兆円の買い超を3ヶ月間で、毎月1兆円異以上行うと、日経平均で、1000円〜2000円の上昇要素になります。