2013.9.29(日)
佐藤雄平知事、「収束宣言」は「事実上撤回されている状況」との見解。 「そうだ、そうだ!」 と言いたいところだが、まてよ、いや、それは違うな。
彼が言ったことは、単に自分の感じ方、受け止め方、願望を表したに過ぎない。
本来であれば、収束宣言をした人、すなわち、あなたの属する民主党の党首兼総理の野田氏(当時)を県民の前に引き出し、野田氏本人の口から撤回宣言をさせるのがスジだ。
あなたが例に挙げたウソぴょんアベぴょんは、アンダーコントロール発言に見られるように、現状を無視し、矮小化し、事故などなかったものにしたいがごとき行動を続けている。だから、地元知事がこんなことを言っても気にしない。「ああ、そうですか。それはあなたの考えでしょう」と軽くいなされるだけで、政治的な意味、インパクトは皆無と考えるべきだ。
結局、一見当然のように思える今回の知事の見解発言は、無意味なものでしかない。
2002年9月に、佐藤栄佐久前知事がプルサーマル計画について「前提条件が消滅し、白紙撤回されたものと認識」と見解を述べ、その後のプルサーマル計画、発電計画に大打撃を与えたこととは、政治的な意味において完全に異なる。その政治センスを疑う。