2013.5.24(金)
◉ 異次元経済で金融の法則に乱れが!
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財務相、株価急落に「俺が1千円出す」
Kyoko Shimbun 2013.05.24
麻生太郎財務大臣(72)は、23日の日経平均株価が1千円以上急落したことについて「1143円くらいなら俺が払う」とコメント。下落額1143円の穴埋めとして自腹を切るかたちで、同額を東京証券取引所に支払いに行く方針であることを明らかにした。財務大臣が直接取引所に現金を持参するのは極めて異例。 麻生氏は23日夜の会見で「基本的に株っていうのは上がったり下がったりするもの」と、大抵の人が知っている事実を示すとともに、23日の大幅急落については「コメントすることはありません」と言及を避けた。 その後、麻生氏の発言に対し周辺から「何も言っていないのと同じではないか」と指摘されたのを受け、深夜になって再び報道陣の前に登場。「たった1143円でしょ。カップラーメン3杯分。それくらいなら俺でも補填できる」として、今日にも1143円を東証に支払いに行くとの認識を示した。 財務省では、アベノミクス相場の立役者で「異次元緩和」を講じた黒田東彦日銀総裁にも株価急落の連帯責任があるとして、持参金1143円を麻生氏と折半して支払うよう要請。だが日銀関係者によると、黒田総裁は折半には応じるものの、その際に生じる残り1円を受け持つことに大変な難色を示しているという。 経済評論家の植草秀一氏は「下落の補填金を現金のまま直接取引所に持っていくなどまさに異次元経済。金融の法則が乱れる!」と述べた。