2013.5.19(日)
◉ 2013年8月2日(金)付け『虚妄新聞(Fiction Simbun)』
【橋本氏の売春防止法廃止法案提出に女性団体が反発】
従軍慰安婦問題や米軍の風俗活用をめぐる発言で、内外から集中砲火を浴びた日本一新の会共同代表の橋本透氏(43)(写真)は7月31日、公娼制度の復活を内容とする、売春防止法を廃止する法案を国会に提出することを決め、マスコミに公開した。
同氏は、自らの一連の発言や石腹黒共同代表との衝突、東村代議士の韓国蔑視の失言などから党自体の存続に危機感を抱き、大坂市民の批判を押し切り市長の職を任期途中で投げ打って7月の参議院議員選挙に立候補、固定票を何とかかき集め、次点と1票差で辛くも当選したばかり。
記者団の取材に応じた橋本氏は、次のように語った。 「軍隊というものを保持するために、戦場での性の問題は軍の最大の課題。兵士は、あれだけ銃弾が雨・嵐のごとく飛び交う中、自分の命を落とすかも分からない極限の状況まで追い込まれるような仕事で命を懸けて走っている。そんな時に、猛者集団、精神的に高ぶりエネルギーがありあまっている集団をどこかで休息、発散させてあげようと思ったら、慰安婦制度というものが必要なのは誰だって分かるし、厳然たる事実だ。現に歴史をひもといたら、いろんな戦争で、勝った側が負けた側をレイプするだのなんだのっていうのは、山ほどある。 しかもこれを敷衍すれば、激烈を極めるこの社会はまさに戦場と同じであり、戦時における兵士同様、男性市民という猛者の性的なエネルギーをどうコントロールし、どのように解消すべきなのかはいつの時代も最重要課題。建前論ではなくて、現実に生身の人間の性を、どうコントロールするのかをもうちょっと真剣に考える必要がある。 もとより、日本国において法律で認められた風俗業を否定することは自由意思でその業を選んだ女性に対する差別だし、さらに進んで、市民の性を健全にコントロールし暴発を防いで社会の安寧秩序を守ることが必要なことは厳然たる事実だ。こんな観点から、今回の法案提出に踏み切った。 公娼制度について必要なのは誰だって分かるでしょ。公娼制度も法律の範囲内で、色んな性的なエネルギーをコントロールする業として位置づければいいわけですよ。僕は買春なんて勧めたこともないが、そういうものも真正面から考えてほしい。 アメリカの場合、いわゆる公娼制度という公がそういう施設をつくるということは徹底して反対の姿勢を貫いてきたことは間違いないが、その代わり自由恋愛の名のもと、現地のね、現地人、民間業者、そういうところを活用して戦場での性の対応をしていたのも、これも厳然たる事実だ。 僕はこれは言い続けていきますよ。あとは、もう、メディアがどう判断するか、報じるか。 あ、以上のことは、僕が以前、性風俗、消費者金融(商工ローン)の顧問になったことがあるということとは別問題。それから、僕自身は自分をコントロールできなくて浮気し、奥さんに土下座して謝ったことも過去の話。ただ、7人の子宝に恵まれて幸せだし、これも文化。」 と支離滅裂な発言。
一方、橋本氏の重要な支持基盤・集票組織の一つである「大坂おかん政治連盟」の事務局長坂本義太夫子氏(98)は、 「大坂おかんは物言うマジョリティとして、率直で勇敢なトオル君を陰に陽に支持してきたが、トオル君はここにきて、わてらを男ハンの性欲のはけ口、単なるモノに格下げしてしもうた。許せん。もうアカン。これ以上支持活動を継続することは困難ですワ」 とカンカン。今回の参院選では連盟として自主投票に回ったことを明らかにした。
また、石腹黒進太郎共同代表は、 「自分の意見とはちと違うが、彼はボクのような本流のファシストではなくただのハシスト。若くてチョロいから、まあそんなところかな」 と話すも、記者団から橋本代表との路線の食い違いを指摘されると、 「我が党は二枚看板が売り物。自由闊達が持ち味だ。二人が同じことを言っていたのでは看板倒れになるし、それなら一人でいいということになってしまう。このままでいいんだ。これが歴史の原理だ。」 と訳のわからないいいわけに終始し、報道陣を煙に巻いた。
一連の橋本発言が政権と一体化視されるのを恐れる阿部総理は、昨年、慰安婦問題を否定する米紙への意見広告に、自分と一緒に賛同署名した稲畑友美行革相に記者会見で「慰安婦問題は女性の人権に対する侵害だ」というその意に反した発言をさせるなど、政府・自眠党と日本一新の会との差別化に躍起になっている(政治部 安陪真三)。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ この記事を掲載した虚妄新聞社主のT.I.氏は後日、次のように語った。
「この記事は虚妄ではあるが、彼の三百代言的言動からして決してあり得ないことではないと確信したので、異例ではあるが掲載を許可した。いずれにしても国民の基本的人権が守られる平和な世の中であって欲しい」