2012.10.5(金)
大学生に戻って、今日から後期の授業始まる。受講科目は「特殊講義」。 今日のテーマは「シリアによるトルコ市民への越境砲弾爆撃」。 国連安保理は4日、これを非難するとともに、両国に対し自制を促した
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トルコ南東部:シリアから迫撃砲弾 子供4人含む5人死亡
2012.10.4 毎日新聞
シリア国境沿いのトルコ南東部アクチャカレで3日、シリアから迫撃砲弾が飛来して着弾、住民計5人が死亡し、十数人が負傷した。
シリア側で続く軍と反体制派の戦闘の流れ弾とみられるが、発射したのがどちらかは分かっていない。
トルコ軍は直後に報復としてシリア領内に限定的な空爆を加えた。AP通信などが報じた。
トルコ・メディアによると、着弾したのは住宅街で、女性とその子供4人が死亡した。
負傷者には警察官3人が含まれる。
これを受け、トルコ軍はレーダー探知した迫撃砲の発射地点とみられる複数の場所を空爆した。
空爆に伴うシリア側の被害は不明。
エルドアン首相は声明で「シリア政権による挑発行為に対し、トルコは交戦規則や国際法に基づき必ず反撃する」として、正当防衛を主張した。
トルコ議会は4日にも、さらなる軍事行動の必要性を討議する。
ダウトオール外相は国連の潘基文(バン・キムン)事務総長と電話協議。
国連報道官によると事務総長は「シリア当局との対話を継続し、緊張緩和に努めてほしい」と促した。
一方、シリアのアサド政権は3日夜、トルコ側に死傷者が出たことについて、遺憾の意を表明した。
アクチャカレ近くのシリア側では、ここ3週間ほど激戦が続き、過去にも家屋が被弾していた。
4月にも、トルコ南部キリスの難民キャンプ付近でシリア軍の越境攻撃があり、トルコ側の5人が負傷した。
さらに6月には地中海上でトルコ軍機がシリア軍に撃墜された。
トルコ側はこれまで報復を控えていた。
両国の国境は約900キロ。
トルコ側へは難民約9万人が流入し、反体制派の拠点も置かれている。
エルドアン首相は、シリアのアサド大統領の退陣を要求しており、両国関係は緊張が高まっている。