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#072 第72回国連総会三ばか大将一般討論演説

(2017.9)

① 米国:トランプ大統領

​(2017年9月19日)

​《和文》

 国連事務総長、大統領、世界のリーダー、代表者のみなさま、ニューヨークへようこそ。

 私の生まれ故郷であるこの地で、アメリカ国民を代表してこの場所に立ち、全世界のみなさまに演説できることを光栄に思います。

 何百人もの市民が我が国を襲ったハリケーンの壊滅的な被害に遭われました。

 援助と救援を申し出てくださった、この場所にいるすべての代表者のみなさまに感謝を申し上げます。

 アメリカ国民はこの厳しい状況からも立ち上がり、さらに強くたくましくなります。

 幸いなことにアメリカ合衆国は、去年の11月8日の選挙以来、とても順調に歩んでまいりました。

 株式市場は記録的な高値です。

 規制やその他の改革によって失業者数は過去16年で最低になり、これまで以上に多くの人々がアメリカ合衆国で働いています。

 企業が国内回帰し、雇用創出はこれまでの長い期間に見たこともないほどです。

 さらに7千億ドルを軍と防衛のために計上しました。

 我々の軍隊はこれまで以上に強靭になります。

 戦争と平和が紡がれた70年以上にわたって、国、活動家、宗教のリーダーたちがこの総会に集まってきました。

 彼らと同じように、私も今まさに直面している重大な脅威について演説しようと思いますが、それは今まさに解き放たれようとしているのです。

 私たちは素晴らしい可能性の時代に生活しています。

 科学のブレイクスルー、テクノロジー、病気を治療する医薬品など、以前の世代ではどうすることもできないと思われていた問題を解決しているのです。

 ですが、私たちが大切にしている価値すべてを脅威にさらす危険が、毎日のように報じられています。

 テロリストや過激派集団はより強大になり、地球上のどの地域にも広がっています。

 この場も代表している「ならずもの国家」は、テロリストを支援しているだけでなく、大量破壊兵器によって他国へも自国民にも人道的な脅威をもたらしています。

 権威主義や独裁主義は、軋轢を起こさず世界が平和になるよう第二次世界大戦以来守ってきた価値観、システム、同盟を崩壊させようとしています。

 国際的な犯罪やドラッグ、武器の密輸や人身売買、不法移民は私たちの境界を脅かし、テクノロジーを活用した新しい侵略も市民を脅威にさらしています。

 簡単にいえば、私たちは重要な約束と重大な危険の両方に直面しています。

 これは私たちが世界をさらなる高みに押し上げるか、荒廃の谷へ落とすかにすべてかかっているのです。

 私たちにはそうする力があり、多くの人を貧困から救い、市民が持つ夢をかたちにし、子供たちの新しい世代が暴力や憎しみ、恐怖から自由になるために使うべきです。

 未来への約束を勝ち取るために、過去の叡智から始めなくてはならない

 この機構(国際連合)は2度の世界大戦の結果を受けて、こうしたよりよい未来を作るために設立されました。

 多様な国家が協調しながらそれぞれの主権を守り、安全を保障し、繁栄を促すというビジョンが基盤になっています。

 まさに70年前、アメリカ合衆国はヨーロッパを復興支援するためにマーシャル・プランを推進しました。

 そこには3つの素晴らしい柱、主権、安全保障、繁栄という平和のための柱がありました。

 マーシャル・プランは、各国が強くなり、独立し、自由になれば世界は一層安全になるという高貴なアイデアに基づいて提唱されました。

 トルーマン大統領は会議において、「私たちのヨーロッパのみなさまへの復興援助は、国際連合と完全に協調して行います。国際連合の成功は、参加各国の独立した強さの上に成り立ちます」と言いました。

 今ある危機に打ち勝ち、未来への約束を勝ち取るために、過去の叡智から始めなくてはいけません。

 私たちの成功は、強さを1つにすることと国家の独立性にかかっています。

 各国の主権によって安全保障、繁栄、各国と世界の平和とが促進されるのです。

 私たちは、多様な国家が同じ文化、伝統、ひいては政府の仕組みを共有するとは考えていません。

 ですが、すべての国が主権国家として次の2つの責務を果たすと期待します。

 自国民の利益と、他の主権国家の権利を尊重することです。

 これはこの機構の素晴らしいビジョンであり、協調と成功のための基盤です。

 強い主権国家は、異なった価値観、異なった文化、異なった夢を持つ多様な国家と共存はしませんが、互いに尊重し合うことで共に歩むことができます。

 強い主権国家は、自国民が未来を自分たちのものとし、運命をコントロールできるようにします。

 さらに、強い主権国家は一人ひとりが神の思し召しのままに繁栄できるようにもします。

 アメリカでは誰かに生き方を強制することはせず、むしろ誰にでも見せられる輝きを放ちます。

 今週、私たちの国はこの点で誇りに思える特別な理由があります。

 愛すべき憲法が制定されて230周年であり、今でも使われている憲法の中では世界で最も古いのです。

 この時代を超えた憲法はアメリカ人の、そして人間性や個人の尊厳、法の支配を重んじる世界中の国の何百万もの人々にとって、平和、繁栄、自由の基盤となってきました。

 偉大なアメリカ合衆国憲法は、3つの美しい単語で始まっています。「われら人民は(We the people)」です。

 何世代ものアメリカ人はこれまで献身的にこれらの言葉と、私たちの国と、偉大な歴史を守り続けてきました。

 アメリカでは人民が治め、人民が統治し、人民が主権者です。私は力づくに選ばれたのではなく、アメリカ人の一人ひとりが持っている力によって選ばれました。

 外交問題においても主権におけるこの原理原則を新たにします。

 政府がまず優先させるべき義務は自国民、私たちの市民の必要を満たし、安全を守り、権利を保障し、価値を守ることです。

 アメリカ合衆国大統領として、常にアメリカを第一にします。

 各国のリーダーであるみなさまも、同じようにそれぞれの国を常に第一にされるでしょうし、そうすべきです。

(会場拍手)

 すべての責任あるリーダーはその国の市民に奉仕する義務がありますし、国家は国民の状態をさらに引き上げるためのものです。

 ですが、自国民の生活をより良いものにするためには、すべての人にとっての安全と平和な未来を作るために、一層の調和と協調が求められます。

 アメリカ合衆国はこれからも永遠に世界の、とりわけ同盟国の友人であり続けます。

 しかし、これ以上、アメリカにとって何も見返りのない不公平な取り決めを交わし続けることはできません。

 私が政権を握っている限り、アメリカの利益を第一に守ります。

 ただ、自国の人々のためにこの義務を果たそうとしているうちに気付くのは、すべての国が独立し、豊かであり、安全である未来を世界中の誰しもが望んでいるということです。

 アメリカは、国連憲章で提唱されている価値観を代弁しているだけではありません。

 アメリカ市民は、アメリカの自由のみならず、ここにお集まりの多くの国々の自由を守るために多大なる代償を払いました。

 西はヨーロッパの海岸から中東地域の砂漠やアジアのジャングルに至るまで、我が国の若者たちが同盟国と共に闘い苦しんだ戦場でアメリカの献身的な愛情を確認することができます。

 過去の悲惨な大戦で他の同盟国と共に勝利を勝ち取ったにもかかわらず、戦後の領土拡張を求めたり、自国のやり方を他国に強制させたりすることがなかったということが永遠に語り継がれるでしょう。

 その代わり、すべての国の主権や安全、そして繁栄を守るため、アメリカはこの国連のような機関の構築に尽力しました。

 多様な国々が集まる世界に対する我々の望みはただ1つ。

 対立と争いではなく、調和と友情を求めます。

 我々はイデオロギーではなく、結果によって導かれます。

 私たちは、互いにすでに共有済みの目標や興味、そして価値観があり、原則に基づいた現実主義の政策を掲げています。

 その現実主義があるため、今日ここに集まっている各国のリーダーはある課題に直面しなければなりません。

 決してこの課題から逃げることはできません。

 自己満足することなく、課題や脅威、そして戦争でさえもマヒさせます。

 それとも、我々の市民が平和と繁栄を感じられるように、いま起きているさまざまな脅威と直面するだけの強さとプライドを持ち合わせていますか?

 市民を元気づけたいと強く願ったり、歴史によって承認されたりすることを望むのであれば、統治国家としての職務を全うしなければなりません。

 我々は国家を守り、その利益や未来を守らなければなりません。

 西はウクライナから、東は南シナ海まで、主権に対するすべての脅威を排斥しなければなりません。

 法を尊重し、国境を重んじ、文化を尊重することで平和な解決策が導き出されます。

 そして、この組織の創設者たちが期待したように、我々をカオスや混乱やテロで威嚇する国家に対しては一致団結して対抗しなければなりません。

 世界における悪の根源は、国連の元になっているさまざまな原理原則を侵害する小さなならずもの政権です。

 彼らは自国の市民の権利のみならず、主権すら尊重しません。

 もし正義の多数が邪悪な少数者と対峙しなければ、悪が勝利するでしょう。

 もし善良な市民や国家が歴史の傍観者になれば、破壊勢力は力と強さを増すだけです。

 邪悪な北朝鮮政権に対してこれまで軽蔑を表明した国はありません。

 その結果、何百万人もの人が北朝鮮で飢餓に苦しみ、無数の刑務所での懲役・監禁、拷問、殺戮、抑圧が起こりました。

 無実の米国人大学生、オットー・ワームビアさんがアメリカに戻った数日後に亡くなり、我々の政権は致命的な虐待を目の当たりにしました。

 また、独裁者の兄弟が禁止薬物を使って国際空港で暗殺されたのも見ました。

 さらに、日本の海岸から13歳の可愛い日本人の女の子を拉致し、彼女を北朝鮮のスパイのための語学教師として奴隷にしたことも知っています。

 これだけではありません。核兵器と弾道ミサイルの追求は考えられないほどの人命の損失を伴い世界に脅威をもたらします。

 このような国家と貿易するだけでなく、武器の供給や金銭のサポートをして、核紛争で世界を害する国家があること自体が遺憾です。

 核兵器とミサイルで武装した犯罪者のつながりをみたい国など、この地球には存在しません。

 アメリカには優れた強さと忍耐があります。

 しかし、その存在自体や同盟国を守らなければならない時、北朝鮮を完全に破壊する以外に選択肢はありません。

 ロケットマンは彼自身、そして彼の体制にとって自殺行為であるミッションです。

 アメリカには準備ができています。

 厭わず、実現可能です。

 しかしそれが必要とされないことを願っています。

 またそれが国連の全てであり、存在意義ではないでしょうか。

 これからが見ものです。

 受け入れられる未来は非核化しかないということを北朝鮮は認識するべきです。

 国連安保理は2つの満場一致案を出しました。

 15対0で北朝鮮に強硬策を実施するというものです。

 他のみなさん同様、制裁案に投票してくれた中国とロシアには感謝しています。

 しかし私たちはもっとやらなければいけません。

 敵対姿勢が終わるまで、全員が協力して金体制を孤立させるのです。

 この判断は北朝鮮だけに対するものではありません。

 昔、無謀な体制に直面していた国々です。 大量殺人、アメリカへの死の宣告、イスラエルへの破壊、この部屋の多くのリーダーたちへの荒廃を公に話していた国家です。

 見せかけの民主主義の裏で、イラン政府は荒廃した独裁主義を作りました。

 かつて富があり素晴らしい文化がや歴史があった国を、枯れた悪党国家へと変貌させました。

 その国の長は暴力や流血や混沌を世に送り出していました。

 もっとも長く苦しんだのは彼ら自身です。

 資源でイランの生活を増幅させるより、その油はヒズボラや他のテロリストたちの手に渡り、罪のないイスラム教徒たちを攻撃し、平和なアラブやイスラエルを攻撃しました。

 イランの人々に正当に属するこの富は、バッシャール・アル・アサドの独裁の手に渡り、イエメンの市民戦争を激化させ、中東全体の平和を害しました。

 危険なミサイルを作る人殺しの体制に混乱を生む活動を続けさせるわけにはいきません。

 結果的に核開発の構築を意味する協定にも賛成できません。

 アメリカが関わった最悪かつ一方的なものがイラン協定です。

 簡単に言えば、あの協定はアメリカにとって恥でした。

 聞くに堪えないほどです、本当に。

 イラン政府に死と破壊の追求をやめさせるために、全世界が私たちに協力すべき時なのです。

 不当に拘束された全てのアメリカ人と市民を開放すべき時が来たのです。

 それだけでなく、イラン政府はテロリストの支援をやめ、自国民に仕え、隣国の権利を尊重しなければなりません。

 イランの良き人々が変化を求めていることを世界は知っています。

 イランの指導者たちは、アメリカの軍事力ではなくイランの人々を怖れているのです。 これこそが、体制がインターネットアクセスを制限し、衛星アンテナを破壊し、非武装の学生活動家を撃ち、政治活動家を投獄している理由です。

 圧制的な体制は長続きせず、イランの人々が選べばその時は訪れます。

 彼らは貧困、流血、恐怖が続く道を選ぶのでしょうか。

 それともイランの人々は、市民、文化、富が中心となった国の誇りを取り戻し、人々が幸せと繁栄を得られる国にするでしょうか。

 イランの体制がテロを支援するのは、多くの近隣諸国がテロと戦い、テロ組織への金融制裁で合意したこととはまったく対照的です。

 去年のはじめごろ、私はサウジアラビアにて50以上のアラブ・イスラム諸国の代表者たちから取り組みについて栄誉を受けました。 すべての責任ある国は、テロリストと彼らに影響力を持つイスラム過激派に共に立ち向かうことで一致しました。

 私たちはイスラム過激派が起こすテロ活動によって、私たちの国が、ひいては世界全体が悩まされるのをこれ以上許すわけにはいきません。

 テロリストにとっての安全、資金、その他彼らの卑しく邪悪なイデオロギーを助長する、どんな援助も与えません。

 私たちの国から追放させなければならないのです。

 罪なき人々を虐殺しているアルカイダ、ヒズボラ、タリバン、他のどんなテロ組織に対してでも援助を行っている国は、今こそ責任を持って行動するべきなのです。

 アメリカ合衆国と同盟国は中東全域でテロリストの残党を一掃し、彼らが安全な場所を見つけて再び我々の国民を攻撃できないように活動を続けています。

  先月私は、アフガニスタンにおけるこの悪に対して打ち勝つための新しい戦略を発表しました。

 これより、安全保障の担保権はきちんと明記され、軍事行動の範囲となり、ただのベンチマークや政治家が作るタイムテーブルではなくなりました。

 また、タリバンや他のテロ集団に対しての交戦規定もすべて改定しました。

 シリアやイラクでISISを掃討する上で、私たちは大きな戦果をあげてきました。

 実際、我が国は過去8ヶ月間で、これまでの長い期間続けられてきた以上の戦果をISISに対しておさめることができました。

  シリア内戦の段階的な縮小と、シリアの人々の意思を尊重した政治的解決を模索しています。

 犯罪的なバッシャール・アル=アサド政権の、自国民それも罪のない子供たちに対してさえ化学兵器を用いるといった行動は、良識ある人々の良心に衝撃を与えました。

 禁止されている化学兵器が拡散することを許せば、どんな社会にも安全はありません。

 これこそが、アメリカ合衆国が攻撃を行った基地に対してミサイル攻撃を行った理由です。

 ISISから解放された地域に対して必要な人道支援をしてくださった国連機関に対して感謝いたします。

 とくに、シリア内戦による難民を受け入れてくださったヨルダン、トルコ、レバノンに対しては一層の感謝を表します。

 アメリカ合衆国は温情的な国であり、こうした尽力を援助するために何十億、何百億ドルをも拠出してきました。

 私たちは、恐ろしい目に遭ってきた難民の方々が再定住でき、最終的には母国に帰還し再建できるアプローチを模索しています。

 難民の方々がアメリカ合衆国に再定住する際、私たちは彼らが元いた場所の10以上の支援を行います。

 難民を受け入れる国の地域に対しては心からの親切心で資金援助を行い、先日行われた、それぞれの難民の母国が可能な限り難民を受け入れようとするG20の合意に対しても援助を行います。

 これは安全で、責任ある、人道的なアプローチです。

 何十年にもわたり、アメリカ合衆国は西半球における難民問題に対処してきました。

 長い時間を経て私たちは、無秩序な移民は送る国と受け入れる国の両方にとってとても不公平であると学んだのです。

 送る国にとっては、政治的、経済的な改革を推し進める国内の圧力が弱まり、そうした改革の動機づけや実行に必要な人材も流出してしまいます。

 受け入れる国にとっては、無秩序な移民にかかるかなりの費用のほとんどが低所得な市民たちによって賄われ、メディアと政府に見捨てられているのではないかと懸念を抱かせます。

 人々を自国から追い出してしまうこうした問題に取り組み続けておられる国際連合のみなさまは賞賛に値します。

 国際連合とアフリカ連合は、アフリカ内戦を安定化させるための平和維持活動に貴重な貢献をして主導しておられます。

 アメリカ合衆国は引き続き南スーダン、ソマリア、ナイジェリア北部、イエメンにおいて、主導的に飢饉を防ぎ救援をしてまいります。

 全人類の健康を改善する機会を増やすために、エイズ救済基金であるPEPFAR、大統領マラリアイニシアチブ、世界健康安全保障アジェンダ、現代の奴隷制度を終わらせる世界基金、世界中の女性を力づけるための合意である女性起業家金融イニシアチブといったプログラムにも資金拠出してまいりました。

 また、主権、安全保障、繁栄への脅威に立ち向かう上、一層効果的なパートナーになるため、国際連合の改革の必要性を認識しておられる事務総長にも私たちは感謝を申し上げます。

 組織として結果を出せないことがあまりにも多いですが、官僚やそのプロセスにも理由があります。

 こうした機構の高貴な目標を覆すため、後押ししているシステムを乗っ取ろうと画策する国も見受けられます。

 例えば、人権に対してあまりにひどい実績をもつ政府が、国連人権委員会に名を連ねているのは国際連合にとって大きな恥です。

 アメリカ合衆国は国際連合の193ヶ国のうちの1つですが、その分担金の22パーセント以上を拠出しています。

 実際、誰もが考える以上に私たちは拠出しているのです。

  アメリカ合衆国は不公平な重荷を抱えていますが、公平のためにも最終的なゴール、とりわけ平和というゴールを達成できるなら、この拠出には十分な価値があります。

 世界の多くの場所は衝突の最中で、実際、中には地獄に向かっているような地域もあります。

 ですが、この場におられる力を持つ方々は、国際連合の指導と援助の下で多くのひどく複雑な問題を解決できるでしょう。

 アメリカ国民は国際連合がいつの日か、全人類の尊厳と自由のためにより説得力があり効果的な提唱者になると期待しています。

 それまでの間、どの国であっても軍事的、財政的に不均等な重荷を背負うべきではないと考えます。

 世界中のそれぞれの国家が、自国の地域における安全保障の維持や社会の繁栄においてさらなる役割を果たすべきです。

 これこそが西半球、そしてアメリカ合衆国がキューバの堕落し不安定な政権に立ち向かい、自由の名の下に生きるキューバの人たちの恒久的な夢を受け入れてきた理由です。

 先日、私の政権ではキューバ政府が構造改革を行うまで制裁解除を行わないと発表しました。

 さらに私たちは、慎重に考慮された厳しい制裁をベネズエラの社会主義者、マドゥロ政権に対しても課しました。

 彼らは一度繁栄した国を完全に堕落させてしまったのです。

 社会主義の独裁者であるニコラス・マドゥロ氏は、善良な自国民に対してひどい痛みと苦しみを与えてきました。

 この堕落した政権は、かつて各地で試され、その結果、貧困と悲劇を生んできたイデオロギーを持ち込むことよって、繁栄した国を破壊しました。

 さらに悪いことにマドゥロ氏は自国民を無視し、自分の破壊的なルールを維持するために選挙によって選ばれた代表者から権力を奪ったのです。

 ベネズエラの人々は飢え、彼らの国は堕落しています。

 民主的な機構は破壊されています。

 この現状は到底受け入れられるものではなく、黙って見過ごすわけにはいきません。

 責任ある隣人、また友人として、私たちすべては目標を持っています。

 その目標は彼らが自由を取り戻し、国を回復させ、民主主義を取り返すことです。

 この場におられる、政権を非難し、ベネズエラの方々に必要な援助を与えてくださった代表者のみなさまに感謝を申し上げます。

 アメリカ合衆国は政権に説明責任を果たさせるため重要な段階を踏んでまいりました。

 ベネズエラ政府が、ベネズエラの人々に権威主義的なルールを課し続ける道を選ぶなら、私たちはさらに行動する用意があります。

 幸いなことに私たちは、ここに集まっておられる多くのラテンアメリカの国々と密接で健全な貿易関係を築けています。

 こうした経済的な結びつきは、私たちの国民ならびに隣人の平和と繁栄を推し進める上で無くてはならない基盤です。

 ここにおられるすべての国の代表者が、深刻な現実の危機に対する備えに取り組まれるようお願い申し上げます。

 私たちはベネズエラが、民主主義と政治的自由を完全に取り戻せるよう声をあげていきます。

 ベネズエラの問題は、社会主義が不完全に実行されているからではなく、むしろ社会主義がしっかりと実行されていることです。

 ソ連からキューバ、ベネズエラまで、真の社会主義や共産主義が施行された地域がどこであってもそこには苦悩と荒廃と失敗がもたらされました。

 こうした疑わしい主義を喧伝する人たちは、このひどい体制の下で生活する人たちにただ苦しみを与え続けているだけです。

 アメリカはこの冷酷な政権の下で生活するすべての人々と共にいます。

 私たちが主権を尊重することには行動が伴います。

 すべての人々は、政府が彼らの安全、利益、幸福、ひいては繁栄に注意を払うに値します。

 アメリカは友好的なすべての国とビジネスや貿易関係を強力に結びたいと考えていますが、これは公平で互恵的なものでなければなりません。

 あまりに長い間アメリカ国民は、巨大な多国間貿易、納得のいかない国際裁判、強力な国際官僚組織が、自分たちが成功を収めていく上で最善の方法だと聞かされてきました。

 ですが、こうした規定の中で、数百万の雇用が失われ、数千の工場が姿を消しました。

 中にはシステムを悪用したり、ルールを破ったりするものもいます。

 かつてはアメリカ繁栄の根本を成していた多数の中間層は忘れられ、置き去りにされていましたが、もはや忘れられることはなく、これから先も二度と忘れられません。

 アメリカは他国との連携や貿易を追い求めていきますが、どの政府であってもまず行うべき義務を新たにします。

 その義務とは自国民に対してです。このつながりがアメリカの、また今日ここにおられる責任ある国々の強さの源です。

 今目の前にある困難にこの機構が上手く立ち向かうためには、70年近く前にトルーマン大統領が述べた、「メンバーの独立した強さ」に依らなければなりません。

 未来の可能性を手にし、今ある危機を共に乗り越えるためには、強く、主権を持つ、独立した国家に替わるものはありません。

 自らの歴史に根ざし、自らの運命を切り開こうとする国家です。

 友好国との同盟を模索し、敵国を征服しようとはしない国家です。

 何よりも大切なことに、愛国者、自国のために身を差し出そうとする男女、愛すべき市民、人として大切なものを持っている人の国家です。

 この機構の設立に導いた大いなる勝利を考えれば、悪に立ち向かい、愛する国家のために戦った英雄を忘れてはなりません。

 愛国心によって、ポーランド人が身をなげうってでもポーランドを救い、フランス人がフランス解放のために戦い、イギリス人はイギリスを確固たるものにしたのです。

 こんにち私たちが、私たち自身を、私たちの心を、私たちの愛国心を育まなければ、強い家族、安全なコミュニティ、健全な社会を作らなければ、誰も代わりに行ってはくれません。

 誰かが、遠くの国が、遠くの官僚が代わりに行ってくれるのを待てません。

 待つわけにはいきません。

 私たちは自らで問題を解決し、繁栄させ、未来を確固たるものにしなければ、いともたやすく衰退し、征服され、打ち負かされてしまいます。

 国際連合や、自分たち、また子供たちのよりよい生活を願う世界中の人々が問うべき質問は、「愛国心を持っているか」なのです。

 自らの主権を守ろうと思うほどに国を愛し、未来を勝ち取ろうと思っているでしょうか。

 自らの利益を守り、文化を保全し、市民が平和を享受できるほどに敬っているでしょうか。

 アメリカの偉大な愛国者の1人であるジョン・アダムズは、アメリカ独立革命が「戦争が始まる前に結果は出ていた。革命は人民の思いと心のなかにあった」と書きました。

 その時こそ、アメリカが目覚め、自分たちが国家であると周りを見渡して自覚した瞬間なのです。

 自分たちが誰なのか、自分たちの価値は何なのか、自分たちの生活を守るために何ができるのかを理解したのです。

 その最初の瞬間から、アメリカの物語は自分たちの未来を確かなものにするための物語となったのです。

 アメリカ合衆国は、世界の歴史の中で善良な最強の力となり、すべての主権、安全、繁栄のために最高の守護者となってきました。

 今こそ素晴らしい国家を呼び覚まし、魂を取り戻し、自分たちの誇り、国民、愛国心のために声を上げる時なのです。

 歴史は私たちに使命を果たすのかと問いかけています。

 私たちは意思を新たにし、解決策を見いだし、献身的な心をよみがえらせることが私たちの答えです。

 私たちは人間性の敵と戦い、人々の可能性を解き放つ必要があります。

 私たちの願いは言葉と世界が誇りを持ち、独立した国家が自らの責務を担い、友好的になろうとし、他者を尊重し、すべての人が共有する素晴らしい価値を作ることです。

 それはこの素晴らしい地球に住む人々の尊厳と平和のある未来です。

 これこそがアメリカ合衆国の真のビジョンであり、古来よりすべての人が願い、すべての聖なる魂が熱烈に願ってきたことなのです。

 これを私たちのミッションとし、世界へのメッセージとしましょう。

 「私たちは共に戦い、共に犠牲となり、平和、自由、正義、家族、人間性、私たちを作られた神のために共に立ち上がります」。

 ありがとうございました、神のご加護がありますように。

 世界の国々に神のご加護がありますように。

 アメリカ合衆国に神のご加護がありますように。

 ありがとうございました。

 

《英文》

 Chief Justice Roberts, President Carter, President Clinton, President Bush, President Obama, fellow Americans, and people of the world: thank you.

 We, the citizens of America, are now joined in a great national effort to rebuild our country and to restore its promise for all of our people.

 Together, we will determine the course of America and the world for years to come.

 We will face challenges. We will confront hardships.

 But we will get the job done.

 Every four years, we gather on these steps to carry out the orderly and peaceful transfer of power, and we are grateful to President Obama and First Lady Michelle Obama for their gracious aid throughout this transition.  They have been magnificent.

 Today's ceremony, however, has very special meaning.

 Because today we are not merely transferring power from one Administration to another,or from one party to another - but we are transferring power from Washington, D.C. and giving it back to you, the American People.

 For too long, a small group in our nation's Capital has reaped the rewards of government while the people have borne the cost.

 Washington flourished-but the people did not share in its wealth.Politicians prospered - but the jobs left, and the factories closed.The establishment protected itself, but not the citizens of our country.

 Their victories have not been your victories; their triumphs have notbeen your triumphs; and while they celebrated in our nation's Capital,there was little to celebrate for struggling families all across our land.

 That all changes - starting right here, and right now, because this moment is your moment: it belongs to you.

 It belongs to everyone gathered here today and everyone watching all across America.

 This is your day.

 This is your celebration.

 And this, the United States of America, is your country.

 What truly matters is not which party controls our government, but whether our government is controlled by the people.

 January 20th 2017, will be remembered as the day the people became the rulers of this nation again.

 The forgotten men and women of our country will be forgotten no longer.

 Everyone is listening to you now.You came by the tens of millions to become part of a historic movement the likes of which the world has never seen before.

 At the center of this movement is a crucial conviction: that a nation exists to serve its citizens.

 Americans want great schools for their children, safe neighborhoods for their families, and good jobs for themselves.These are the just and reasonable demands of a righteous public.

 But for too many of our citizens, a different reality exists:

 Mothers and children trapped in poverty in our inner cities; rusted-out factories scattered like tombstones across the landscape of our nation; an education system, flush with cash, but which leaves our young and beautiful students deprived of knowledge; and the crime and gangs and drugs that have stolen too many lives and robbed our country of so much unrealized potential.

 This American carnage stops right here and stops right now.

 We are one nation - and their pain is our pain. Their dreams are our dreams; and their success will be our success.

 We share one heart,one home, and one glorious destiny.

 The oath of office I take today is an oath of allegiance to all Americans.

 For many decades, we've enriched foreign industry at the expense of American industry;   

 Subsidized the armies of other countries while allowing for the very sad depletion of our military;

 We've defended other nation's borders while refusing to defend our own;

 And spent trillions of dollars overseas while America's infrastructure has fallen into disrepair and decay.

 We've made other countries rich while the wealth, strength, and confidence of our country has disappeared over the horizon.  

 One by one, the factories shuttered and left our shores, with not even a thought about the millions upon millions of American workers left behind.

 The wealth of our middle class has been ripped from their homes and then redistributed across the entire world.

 But that is the past. And now we are looking only to the future.

 We assembled here today are issuing a new decree to be heard in every city, in every foreign capital, and in every hall of power.

 From this day forward, a new vision will govern our land.

 From this moment on, it's going to be America First.

 Every decision on trade, on taxes, on immigration, on foreign affairs, will be made to benefit American workers and American families.

 We must protect our borders from the ravages of other countries making our products, stealing our companies, and destroying our jobs.

 Protection will lead to great prosperity and strength. I will fight for you with every breath in my body - and I will never,ever let you down.

 America will start winning again, winning like never before.We will bring back our jobs.

 We will bring back our borders. We will bring back our wealth.

 And we will bring back our dreams.We will build new roads, and highways, and bridges, and airports, and tunnels, and railways all across our wonderful nation.

 We will get our people off of welfare and back to work - rebuilding our country with American hands and American labor. We will follow two simple rules:

 Buy American and Hire American.We will seek friendship and goodwill with the nations of the world -but we do so with the understanding that it is the right of all nations to put their own interests first.

 We do not seek to impose our way of life on anyone, but rather to let it shine as an example for everyone to follow.

 We will reinforce old alliances and form new ones - and unite the civilized world against Radical Islamic Terrorism, which we will eradicate completely from the face of the Earth.

 At the bedrock of our politics will be a total allegiance to the United States of America, and through our loyalty to our country, we will rediscover our loyalty to each other.

 When you open your heart to patriotism, there is no room for prejudice.

 The Bible tells us, “how good and pleasant it is when God's people

 live together in unity." We must speak our minds openly, debate our disagreements honestly, but always pursue solidarity. When America is united, America is totally unstoppable.

 There should be no fear - we are protected, and we will always be protected.  We will be protected by the great men and women of our military and law enforcement and, most importantly, we are protected by God.

 Finally, we must think big and dream even bigger. In America, we understand that a nation is only living as long as it is striving.  

 We will no longer accept politicians who are all talk and no action -constantly complaining but never doing anything about it.

 The time for empty talk is over.

 Now arrives the hour of action.

 Do not let anyone tell you it cannot be done.

 No challenge can match the heart and fight and spirit of America. We will not fail.  

 Our country will thrive and prosper again.

 We stand at the birth of a new millennium, ready to unlock the mysteries of space, to free the Earth from the miseries of disease,and to harness the energies,  

 industries and technologies of tomorrow. A new national pride will stir our souls, lift our sights, and heal our divisions.

 It is time to remember that old wisdom our soldiers will never forget: that whether we are black or brown or white, we all bleed the same red blood of patriots, we all enjoy the same glorious freedoms, and we all salute the same great American Flag.

 And whether a child is born in the urban sprawl of Detroit or the windswept plains of Nebraska, they look up at the same night sky, they fill their heart with the same dreams, and they are infused with the breath of life by the same almighty Creator.

 So to all Americans, in every city near and far, small and large, from mountain to mountain, and from ocean to ocean, hear these words: You will never be ignored again.

 Your voice, your hopes, and your dreams, will define our American destiny.

 And your courage and goodness and love will forever guide us along the way.

 Together, We Will Make America Strong Again.

 We Will Make America Wealthy Again.

 We Will Make America Proud Again.

 We Will Make America Safe Again.

 And, Yes, Together, We Will Make America Great Again.

 Thank you, God Bless You, And God Bless America.

【出典:(和文)logmi(英文)CNN】

② 日本:安倍晋三内閣総理大臣

​(2017年9月20日)

 

​《和文》

 議長、御列席の皆様、本日私はまず、SDGsの実施に懸ける、我々の情熱をお話ししようと思っていました。国内の啓発を図る工夫にも、御紹介したいものがありました。

 いわゆるWe-Fi、女性起業家を、資金で支える計画が、私個人や、日本政府にとって、なぜ重要か。

 ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)のことを、私は、日本ブランドにすると言っています。本年12月、我々は東京で、UHCを主題に、大きな会議を開きます。

 語るべきことの、リストは長い。

 法の支配に対する、我々の貢献。パリ協定に忠実たろうとする、我々の決意。世界のインフラ需要に対し、質の高い投資をもって臨む、我々の政策。

 また、日本が、どこまでも守りたいものとは、フリーで、リベラルで、オープンな国際秩序、多国間の枠組みであります。

 正にそれらを守る旗手・国連に寄せる世界の期待は、いよいよ高い。ならばこそ、安保理を、時代の要請に応じ、いち早く、変革すべきなのです。変革のため、日本は、友人たちと努めます。安保理常任理事国として、世界平和に積極的役割を果たすのが、日本の変わらぬ決意だと、私は、主張するつもりでありました。

 けれども私は、私の討論をただ一点、北朝鮮に関して集中せざるを得ません。

 9月3日、北朝鮮は核実験を強行した。それが、水爆の爆発だったかはともかく、規模は、前例をはるかに上回った。

 前後し、8月29日、次いで北朝鮮を制裁するため安保理が通した決議2375のインクも乾かぬうち9月15日に、北朝鮮はミサイルを発射した。いずれも日本上空を通過させ、航続距離を見せつけるものだった。

 脅威はかつてなく重大です。眼前に、差し迫ったものです。

 我々が営々続けてきた軍縮の努力を、北朝鮮は、一笑に付そうとしている。不拡散体制は、その史上、最も確信的な破壊者によって、深刻な打撃を受けようとしている。

 議長、同僚の皆様、この度の危機は、独裁者の誰彼が大量破壊兵器を手に入れようとする度、我々がくぐってきたものと、質において次元の異なるものです。

 北朝鮮の核兵器は、水爆になったか、なろうとしている。その運搬手段は、早晩、ICBM(大陸間弾道ミサイル)になるだろう。

 冷戦が終わって二十有余年、我々は、この間、どこの独裁者に、ここまで放恣(ほうし)にさせたでしょう。北朝鮮にだけは、我々は、結果として、許してしまった。

 それは我々の、目の前の現実です。

 かつ、これをもたらしたのは、対話の不足では、断じてありません。

 対話が北朝鮮に、核を断念させた、対話は危機から世界を救ったと、我々の多くが安堵(あんど)したことがあります。一度ならず、二度までも。

 最初は、1990年代の前半です。

 当時、北朝鮮がなした恫喝(どうかつ)は、IAEA(国際原子力機関)など、査察体制からの脱却を、ちらつかせるものにすぎませんでした。

 しかし、その意図の、那辺を察した我々には、緊張が走った。

 幾つか曲折を経て、1994年10月、米朝に、いわゆる枠組み合意が成立します。

 核計画を、北朝鮮に断念させる。その代わり我々は、北朝鮮に、インセンティブを与えることにした。

 日米韓は、そのため、翌年の3月、KEDO(朝鮮半島エネルギー開発機構)をこしらえる。これを実施主体として、北朝鮮に、軽水炉を2基、つくって渡し、また、エネルギー需要のつなぎとして、年間50万トンの重油を与える約束をしたのです。

 これは順次、実行されました。ところが、時を経るうち、北朝鮮はウラン濃縮を次々と続けていたことが分かります。

 核を棄(す)てる意思など、元々北朝鮮にはなかった。それが、誰の目にも明らかになりました。発足7年後の2002年以降、KEDOは活動を停止します。

 北朝鮮はその間、米国、韓国、日本から、支援を詐取したと言っていいでしょう。

 インセンティブを与え、北朝鮮の行動を変えるという、KEDOの枠組みに価値を認めた国は、徐々に、KEDOへ加わりました。

 欧州連合、ニュージーランド、豪州、カナダ、インドネシア、チリ、アルゼンチン、ポーランド、チェコそしてウズベキスタン。

 北朝鮮は、それらメンバー全ての、善意を裏切ったのです。

 創設国の一員として、日本はKEDOに無利息資金の貸与を約束し、その約40パーセントを実施しました。約束額は10億ドル。実行したのは、約4億ドルです。

 KEDOが活動を止め、北朝鮮が、核関連施設の凍結をやめると言い、IAEA査察官を追放するに及んだ、2002年、2度目の危機が生じた。

 懸案はまたしても、北朝鮮がウラン濃縮を続けていたこと。そして我々は、再び、対話による事態打開の途(みち)を選びます。

 KEDO創設メンバーだった日米韓3国に、北朝鮮と、中国、ロシアを加えた、六者会合が始まります。2003年、8月でした。

 その後、2年、曲折の後、2005年の夏から秋にかけ、六者は一度合意に達し、声明を出すに至ります。

 北朝鮮は、全ての核兵器、既存の核計画を放棄することと、NPT(核兵器の不拡散に関する条約)と、IAEAの保障措置に復帰することを約束した。

 その更に2年後、2007年の2月、共同声明の実施に向け、六者がそれぞれ何をすべきかに関し、合意がまとまります。

 北朝鮮に入ったIAEAの査察団は、寧辺(ヨンビョン)にあった、核関連施設の閉鎖を確認、その見返りとして、北朝鮮は、重油を受け取るに至るのです。

 一連の過程は、今度こそ、粘り強く対話を続けたことが、北朝鮮に行動を改めさせた、そう思わせました。

 実際は、どうだったか。

 六者会合の傍ら、北朝鮮は2005年2月、我々は、既に核保有国だと、一方的に宣言した。

 さらに2006年の10月、第1回の核実験を、公然、実施した。

 2度目の核実験は、2009年。結局北朝鮮は、この年、再び絶対に参加しないと述べた上、六者会合からの脱退を表明します。

 しかもこの頃には、弾道ミサイルの発射を、繰り返し行うようになっていた。

 議長、同僚の皆様、国際社会は北朝鮮に対し、1994年からの十有余年、最初は枠組み合意、次には六者会合によりながら、辛抱強く、対話の努力を続けたのであります。

 しかし我々が思い知ったのは、対話が続いた間、北朝鮮は、核、ミサイルの開発を、諦めるつもりなど、まるで、持ち合わせていなかったということであります。

 対話とは、北朝鮮にとって、我々を欺き、時間を稼ぐため、むしろ最良の手段だった。

 何よりそれを、次の事実が証明します。

 すなわち1994年、北朝鮮に核兵器はなく、弾道ミサイルの技術も、成熟に程遠かった。それが今、水爆と、ICBMを手に入れようとしているのです。

 対話による問題解決の試みは、一再ならず、無に帰した。

 何の成算あって、我々は三度、同じ過ちを繰り返そうというのでしょう。

 北朝鮮に、全ての核、弾道ミサイル計画を、完全な、検証可能な、かつ、不可逆的な方法で、放棄させなくてはなりません。

 そのため必要なのは、対話ではない。圧力なのです。

 議長、同僚の皆様、横田めぐみという、13歳の少女が、北朝鮮に拉致されて、本年11月15日、ついに40年を迎えます。

 めぐみさん始め、多くの日本人が、いまだに北朝鮮に、拉致されたままです。

 彼らが、一日も早く祖国の土を踏み、父や母、家族と抱き合うことができる日が来るよう、全力を尽くしてまいります。

 北朝鮮の核、ミサイルの脅威に対し、日本は日米同盟によって、また、日米韓3国の結束によって、立ち向かいます。

 全ての選択肢はテーブルの上にあるとする米国の立場を、一貫して支持します。

 その上で私は、北朝鮮に対し厳しい制裁を課す安保理決議第2375号が、9月11日、安保理の全会一致で採択されたのを、多とするものです。

 それは、北朝鮮に対する圧力を一層強めることによって、北朝鮮に対し、路線の根本変更を迫る我々の意思を、明確にしたものでした。

 しかし、あえて訴えます。

 北朝鮮は既に、ミサイルを発射して、決議を無視してみせました。

 決議は飽くまで、始まりにすぎません。

 核、ミサイルの開発に必要な、モノ、カネ、ヒト、技術が、北朝鮮に向かうのを阻む。

 北朝鮮に、累次の決議を、完全に、履行させる。

 全ての加盟国による、一連の安保理決議の、厳格かつ全面的な履行を確保する。

 必要なのは、行動です。北朝鮮による挑発を止めることができるかどうかは、国際社会の連帯にかかっている。

 残された時間は、多くありません。

 議長、御列席の皆様、北朝鮮はアジア・太平洋の成長圏に隣接し、立地条件に恵まれています。勤勉な労働力があり、地下には資源がある。

 それらを活用するなら、北朝鮮には経済を飛躍的に伸ばし、民生を改善する途があり得る。

 そこにこそ、北朝鮮の明るい未来はあるのです。

 拉致、核、ミサイル問題の解決なしに、人類全体の脅威となることで、拓ける未来など、あろうはずがありません。

 北朝鮮の政策を、変えさせる。そのために私たちは、結束を固めなければなりません。ありがとうございました。

《英文》

 

Mr. President, ladies and gentlemen,

 

 Today, I had intended first of all to tell you of the sincerity with which Japan is implementing the SDGs. I also had hoped to introduce to you the innovative ways by which we have been fostering public awareness within Japan towards those goals.

 

 I wanted to tell you why the Women Entrepreneurs Finance Initiative, or “We-Fi,” is important to me personally as well as to the Government of Japan.

 

 I have been saying we will make universal health coverage part of the “Japan brand.” We will hold a major conference this December in Tokyo taking up UHC as the theme.

 

 The list of things I would have liked to raise here is long indeed -- our contributions towards the rule of law; our determination to undertake the Paris Agreement in a steadfast manner; our policy of addressing global infrastructure demand through quality investments.

 

 Moreover, what Japan wants to safeguard in every respect is the free, liberal, open international order and multilateral frameworks.

 

 The world certainly holds high expectations towards the UN as the flagbearer upholding these. That is exactly why the Security Council should be reformed without delay, in response to the demands of the times.

 

 Japan will strive together with its friends to achieve these reforms. I had intended to state that Japan’s abiding determination is to play an active role for world peace as a permanent member of the Security Council.

 

 However, I have no choice but to focus my remarks on a single issue, that of North Korea.

 

 North Korea conducted a nuclear test on September the 3rd. Whether or not it was a hydrogen bomb test, its scale far exceeded that of previous tests.

 

 Both before and after that, on August 29, and again on September 15 before the ink on Resolution 2375, passed by the Security Council to impose sanctions on North Korea, was even dry, North Korea launched missiles.

 Both of these were launched to fly over Japan and make a display of their cruising range.

 

 The gravity of this threat is unprecedented. It is indisputably a matter of urgency.

 

 North Korea is attempting to dismiss with a smirk the efforts towards disarmament we have assiduously undertaken over the years.

 

 The non-proliferation regime is about to suffer a serious blow from its most confident disrupter ever.

 

Mr. President, distinguished colleagues,

 

 This recent crisis is of an altogether different dimension qualitatively than those we have eluded every time some dictator has attempted to acquire weapons of mass destruction.

 

 North Korea’s nuclear weapons either already are, or are on the verge of becoming, hydrogen bombs.

 

 Their means of delivery will sooner or later be ICBMs.

 

 Over the more than 20 years since the end of the Cold War, where and when else, and to what dictators, have we allowed such self-indulgence? As it turns out, it is only towards North Korea that this has been allowed.

 

 That is the reality we find before us.

 

 And, it was absolutely not a lack of dialogue that gave rise to this situation.

 Dialogue dissuaded North Korea from pursuing its nuclear ambitions. Dialogue has afforded many of us the relief that the world had been saved from a crisis. Believing thus, many of us have felt relieved, well, not just once, but twice.

 The first time was in the early 1990s.

 

 At the time, the threat that North Korea imposed amounted to little more than openly displaying its withdrawal from the IAEA and other inspection regimes.

 

 However, tensions were felt by those of us who surmised the intent of that.

 

 After many twists and turns, in October 1994, what is known as the “Agreed Framework” was realized between the U.S. and North Korea.

 Under the framework, North Korea would be made to abandon its nuclear plans. In exchange, we would provide incentives to North Korea.

 

 Towards that end, Japan, the U.S., and the ROK formed the Korean Peninsula Energy Development Organization, or “KEDO,” in March the following year.

 

 Taking KEDO as the implementing agent, we pledged to build and hand over two light-water reactors (LWRs) to North Korea and also provide 500 thousand tons of heavy fuel oil annually as a stopgap measure for its energy demand.

 

 This was all carried out accordingly. However, as time went by, it came to be known that North Korea had been continuing steadily with its uranium enrichment.

 

 From the start, North Korea had never intended to abandon its nuclear ambitions. This had become readily apparent to all.

 

 After 2002, seven years after it was founded, KEDO suspended its operations.

 

 During that period, it can be said that North Korea defrauded the U.S., the ROK, and Japan of assistance.

 

 Countries that recognized value in the KEDO framework of providing incentives to change North Korea’s actions gradually came to join KEDO -- the European Union, New Zealand, Australia, Canada, Indonesia, Chile, Argentina, Poland, the Czech Republic and Uzbekistan.

 

 North Korea betrayed the good faith of all those KEDO members.

 

 As one of the organization’s founding members, Japan had pledged to give a non-interest loan to KEDO and had fulfilled roughly 40 percent of that.

 

 The pledged amount was 1 billion US dollars, with about 400 million fulfilled.

 

 The second crisis occurred in 2002 when KEDO suspended its operations and North Korea, saying it would end the freeze on its nuclear-related facilities, expelled IAEA inspectors.

 

 The concern was again that North Korea was continuing its uranium enrichment. And again we chose the path of defusing the situation through dialogue.

 

 North Korea, China, and Russia joined the three founding members of KEDO, Japan, the U.S., and the ROK, to launch the Six-Party Talks. That was in August 2003.

 

 Subsequently, after two years of twists and turns, through the summer of 2005 into the fall, the Six Parties once reached an agreement, resulting in the release of a joint statement.

 

 North Korea committed to abandoning all nuclear weapons and existing nuclear programs and returning to the NPT and to IAEA safeguards.

 

 Moreover, two years after that, in February 2007, an agreement was concluded regarding what each of the Six Parties should do towards implementing the joint statement.

 

 A group of IAEA inspectors that had entered North Korea verified the shutdown of the nuclear-related facilities in Yongbyon, and in return, North Korea received heavy fuel oil.

 

 The series of events made people think that tenaciously continuing dialogue had this time finally caused North Korea to change its actions.

 

 But what actually happened?

 

 In February 2005, while the Six-Party Talks were underway, North Korea declared unilaterally that it was already in possession of nuclear weapons. Moreover, in October 2006, it openly carried out its first nuclear test.

 

 Its second nuclear test was in 2009. Ultimately that same year, North Korea announced its withdrawal from the Six-Party Talks, stating it will “never again take part in such talks.”

 

 Furthermore, around this time it was firing ballistic missiles on a repeated basis.

Mr. President, distinguished colleagues,

 

 Over the course of more than a decade beginning in 1994, the international community continued its efforts towards dialogue with North Korea with great perseverance, first through the Agreed Framework, and later through the Six-Party Talks.

 

 However, what we had to learn is that during the time this dialogue continued, North Korea had no intention whatsoever of abandoning its nuclear or missile development.

 

 For North Korea, dialogue was instead the best means of deceiving us and buying time.

 

 More than anything else, the following fact demonstrates that.

 

 In 1994, North Korea had no nuclear weapons and even its ballistic missile technology was far from mature. Yet it is now working to attain hydrogen bombs and ICBMs.

 

 Again and again, attempts to resolve issues through dialogue have all come to naught.

 In what hope of success are we now repeating the very same failure a third time?

 

 We must make North Korea abandon all nuclear and ballistic missile programs in a complete, verifiable, and irreversible manner.

 What is needed to do that is not dialogue, but pressure.

Mr. President, distinguished colleagues,

 

 On November 15, already 40 years will have passed since a 13-year-old girl named Megumi Yokota was abducted by North Korea.

 

 Megumi and many other Japanese remain abducted in North Korea even to this day.

 

 I will continue to do all possible efforts so they can set foot on Japan's soil as soon as possible, until the day when they will finally be in the arms of their parents, and their family members.

 

 Japan will face up to North Korea’s nuclear and missile threat through the Japan-U.S. Alliance and through Japan, the U.S. and the ROK acting in unity.

 

 We consistently support the stance of the United States: that “all options are on the table.”

 

 Also, I appreciate the unanimous adoption by the Security Council of UNSC Resolution 2375 on September 11, which imposes strict sanctions against North Korea.

 That clarified our intention to further intensify pressure on North Korea in order to force it to undertake a fundamental change in its path forward.

 

 But I must make an appeal to you.

 

 North Korea has already demonstrated its disregard of the resolution by launching yet another missile.

 

 The resolution is nothing more than the beginning.

 

 We must prevent the goods, funds, people, and technology necessary for nuclear and missile development from heading to North Korea.

 

 We must make North Korea comply fully with the repeated resolutions.

 

We must ensure the strict and full implementation of the series of Security Council resolutions by all UN member nations.

 

 What is necessary is action.

 

 Whether or not we can put an end to the provocations by North Korea is dependent upon the solidarity of the international community.

 

 There is not much time left.

 

 

Mr. President, ladies and gentlemen,

 North Korea is in a truly fortunate location, adjoining the growth region of Asia and the Pacific. It has an industrious labor force as well as underground resources.

 

 If it were to make use of those, there could be a path towards North Korea dramatically growing its economy and improving public welfare.

 

 That is where North Korea’s bright future lies.

 

 By failing to resolve the abduction, nuclear weapons and missiles issues, and by becoming a threat to all humanity, there is absolutely no future that North Korea can open up for itself.

 

 In order to change North Korea's policies, we must strengthen our unity.

 

 Thank you very much.

 

【出典:首相官邸ホームページ(英文も)】

③ 北朝鮮:李容浩外相

​(2017年9月23日)

 

 

《和文》

 議長、私はまず、ミロスラフライチェク先生が国連総会第72回会合の議長として選出されたことに祝意を申し上げます。

 また、あなたの卓越したリードの下、本会議が素晴らしい成果を収めることを期待します。

  

 はじめに、4日前に行われた神聖な国連会議場をひどく乱した米国大統領という者の演説についてコメントした上で本論に入ろうと思います。

 トランプがまさに朝鮮民主主義人民共和国の最高の尊厳を敢えて脅かす妄言と暴言を述べたので、私も同じ口調でそれに答えるのは当然だと思います。

  

 今回トランプは、8か月前の就任以後、自己の妄言によりホワイトハウスを騒がしい庭にしたのに続いて、国連の舞台まで、お金と刃物しか知らないギャングスターの戦場にしようとしました。

 トランプのような誇大妄想が重なった精神異常者、米国民にさえ苦痛だけを与える「最高軍司令官」、「嘘つき王」、「悪の大統領」と呼ばれる者が米国の大統領の座を占めているというとんでもない現実、手のひらサイズの土地を手に入れるために脅しといかさまを含むあらゆる種類の権謀術数を選ばず、米国の核のボタンを握っているという危険な現実を見れば、彼こそ今日の国際平和と安全にとって最大の脅威となっているのです。

  

 トランプは常識や感情から離れて、私たちの国の最高の尊厳をロケットと結びつけて冒涜しようとしましたが、代わりに彼はアメリカ全土に私たちのロケットの標的になることを回避することができなくするほどのミスを犯しました。

 自殺攻撃を始めたのは他でもないトランプ自身です。

 この攻撃のために、米国の地に住む罪のない命がこの攻撃により失われれば、それは完全にトランプの責任となるでしょう。

  

 朝鮮民主主義人民共和国国務委員長である敬愛する金正恩同志は「私は朝鮮民主主義人民共和国を代表する者として、私たちの国と人民の尊厳と名誉、そして自分自身のすべてをかけて私たち共和国の絶滅を叫んだ米国統帥権者に、その妄言の代価を必ず受けさせるべきである」との声明を出しました。

 トランプは、自分の口からどんな言葉が出ているのか分からなかったかもしれませんが、必ずトランプにとって、彼の言葉以上の後遺症を、責任を負うたくても到底責任を負うことができないほどの後遺症が残るでありましょう。

  

 議長、本会議のテーマは、誰もが人間を中心に享受できるきれいな惑星で平和で豊かな生活を送ることです。

 すべての国や人々が平和で豊かな生活を送るためには、真の国際的な喜びを実現しなければなりません。

 国際的な正義を実現することは、国連の基本的使命の一つです。

  

 議長、国連憲章第1条は、平和の破壊につながる可能性のある国際紛争や事態を平和的に、そして正義と国際法の原則に従って調整・解決されると規定しています。

 しかし、今、国連では、大国の横暴な強権と専横によって、国連憲章の目的と原則をはじめとする国際的に認められた国際関係の基本原則が公然と無視されています。

 強権と専横を合理化・合法化して、真理と正義が踏みにじられるという異常な現象が受け入れられ容認されています。

 国際的な正義が最も酷く蹂躙されているのがまさに朝鮮半島なのです。

  

 被害者が加害者に反抗しているのに、被害者に制裁を加えるという長い不正行為が堂々と国連の名で行われています。

 朝鮮半島情勢の本質は、私たちを敵視し、核の脅威を加えている米国と、それに対抗して、国と民族の独立と国家主権を守ろうとしている私たち共和国との間の対立なのです。

  

 米国は、世界で一番最初に核兵器を作った国であり、この世界で唯一核兵器を実戦に使用して、何十万人もの罪のない民間人を大量殺戮した国です。

 1950年代の朝鮮戦争の時に原爆を使用すると私たち共和国を公然と脅した国であり、戦後朝鮮半島に初めて核兵器を導入した最初の国です。

 冷戦後、冷戦時期に開始された共和国に対する大規模な合同軍事演習をむしろより大きな規模で、より攻撃的な性格を持たせ、より多くの核戦略的資産を動員して年に数回、毎年行ってきている国です。

  

 世界最大の核保有国の最高当局者が、私たちに炎と怒りをもたらし、完全破壊させると暴言を放ち、なによりも大きな核兵器の脅威が現に存在しているではありませんか。

 朝鮮民主主義人民共和国は、徹頭徹尾、米国に対抗するために核を保有しなければならず、対アメリカのために核武力を今日のレベルにまで強化・発展させなければならなかったのです。

  

 米国の対朝鮮敵視政策と核の脅威の歴史は70年前から存在しており、それにより朝鮮半島情勢が終わる爆発点に達しましたが、国連では、米国の強権によって正義が否定され共和国を犯罪者視する教義なき教義だけが乱発されています。

  

 朝鮮民主主義人民共和国国務委員長である敬愛する最高指導者キム・ジョンウン同志は「国際的な正義は、それ自体では達成できず、強力な国家が強い場合にのみ実現することができる」とおっしゃいました。

 国際的正義が実現されない限り、唯一、力には力で対抗しなければならない根拠があるだけであり、怒りの核は正義の核によって支配されなければなりません。

  

 朝鮮民主主義人民共和国が核抑止力を保有することになったという事実は、まさにこれに従う最後の選択肢として採った正々堂々かつ自衛的措置です。

 最近、朝鮮民主主義人民共和国は、国の核武力完成の完結段階の目標を達成する目的の一環として、水素爆弾の搭載が可能な大陸間弾道ロケットの発射実験を成功裏に実施しました。

 この結果、わが共和国は、経済建設と核武力建設の並進路線に従う国の核武力完備の最終段階に達しました。

 私たちの国の核武力は徹頭徹尾、米国の核の脅威を終わらせ、米国の軍事的侵攻を防ぐための戦争抑止力であり、究極の目標は、米国との力のバランスをとるものです。

  

 本総会に参加したすべての国の代表者の皆さん、わが共和国は、他の核保有国とは異なり、すべての段階の試験とその結果を世界に直ちに公開していることを知っています。

 朝鮮半島と地域の平和と安全を守ることができる戦争抑止力の強化により、米国とその追従者たちは、わが共和国への軍事的挑発の前に、熟考しなければなりません。

  

 私は、炎と怒り、そして完全な破壊などについて考えるたびに、そのようなことが起こらないことを願いますが、それは優先的な選択ではないなどの条件をつけなければなりません。

 私たちは、北東アジアとアジア地域全体の平和と安全保障も発表になったと確信しています。

 

 私たちの核保有状況と核攻撃能力を誰もが認識している必要はありません。

 朝鮮民主主義人民共和国の神聖な精神が刻まれた大陸間弾道ロケットが万里蒼空の宇宙に飛び出した後太平洋の青黒い水面上に着水し、また水爆による巨大な振動を記録しました。

 私たちの核保有決定は米国によって強要された避けられない選択でしたが、その結実として構成されたた今日の核大国の地位、ロケット強国の地位は共和国にとって永遠不滅の運命になりました。

  

 議長、国連が真の国際的な正義を実現するために自己の役割を果たしていないのは、安全保障理事会の非民主的な旧態と決定的に関連します。

 国連憲章を第1条から無視し、徹頭徹尾常任理事国の利害関係に基づいて行動しているのが安保理です。

 1992年の国連総会第47回決議47-62で、安保理改革問題がすでに決定されていることは、偶然ではありません。

 それ以来、安保理改革問題が毎年国連総会に上程されていますが、何も進展せずに25年間空転しているという事実は、安保理が時代錯誤的な既得権にいかに執着しているかをよく示しています。

 安全保障理事会は、190以上の国連総会加盟国の総意を拒否する常任理事国による徹底した反民主主義的組織です。

  

 私はこの演壇で、安保理が作り出した反共和国主義の不当性と不公正をもう一度思い出させたい。

 第一に、国連安全保障理事会は、朝鮮民主主義人民共和国が国際法に違反することなく実施する衛星の打ち上げをわが国に対してのみ禁止しました。

 宇宙空間の平和的利用については、4つの自主的権利が明示されていますが、同じく進めている他の国については問題視することなく、わが国にのみ衛星打ち上げを禁止するという違法でダブルスタンダードの原則を作り上げたのです。

 第二に、核実験禁止に関する国際法がまだ発効していないので、この問題は、厳密には4か国の主権に属する問題にもかかわらず、しかも核実験をはるかに多く行った他の国に対しては問題視することなく、朝鮮民主主義人民共和国にのみ核実験を禁止するという違法かつダブルスタンダードの原則を作り上げています。

 第三に、4か国の権利を認めた国連憲章第51条に反し、様々な新型核兵器を絶えず開発している他の国々については問題視されることなく、朝鮮民主主義人民共和国にのみ核兵器の開発を国際平和、安全への脅威であると罵倒し、制裁を加えるという違法でダブルスタンダードの原則を作り上げました。

  

 このような不当で不公正な教義が継続して適用されるのは、核保有国である常任理事国が彼らの核独占権の地位を固守するという共通の利害関係を持っているからです。

 国連安全保障理事会の常任理事国は、核兵器の拡散防止などについて熱心でありますが、私たちの共和国の核保有は、核兵器拡散防止の見地から見ても正々堂々たる自衛的措置です。

  

 核拡散防止のための国際的な合意は、非核保有国に対して核による威嚇をしないという核保有国の約束があったからこそ可能だった問題です。

 核不拡散条約第10条は、条約国の最大の利益が危険にさらされるときには条約から脱退する権利を持つと規定しており、それ自体が国家の最善の利益が核拡散防止よりも優位に置かれていることを認めています。

 結局、米国は、我が共和国に対する核の脅威を終わらせ、核兵器を放棄せずに核保有に追い込むことによって、核拡散防止のための国際的な努力を阻害しました。

 これは、反共和国主義の原理が他の何らかの原則に基づいたものではなく、安保理の反民主主義的な旧態と既得権勢力の共謀・結託の産物以外のなにものではないことを雄弁に示しています。

  

 米国は、国連の舞台においてまで、私たち共和国が水素爆弾の搭載が可能な大陸間弾道ロケットを持つようになったことは、世界的な脅威になると騒いでいますが、それは2003年にイラクに侵攻するために、イラクに大量破壊武器があると言ったアメリカの悪名高い大嘘と同じ大きな嘘なのです。

  

 朝鮮民主主義人民共和国は、責任ある核保有国です。

 米国とその追従勢力がわが共和国指導部の斬首作戦や私たちの国に対して軍事的攻撃の兆しを示すときには容赦のない先制行動として予防措置をとるものでありますが、米国の反共和国軍事行動に加担していない他の国に対しては、核兵器を使用したり、核兵器で威嚇する意思は絶対にありません。

  

  私たちの核保有を世界的な脅威と罵倒するのは、他の国連加盟国が反共和国制裁決議を履行するように強制することに目的を置いた策略です。

 それらは朝鮮半島の核問題の責任を覆い隠し、何の関係もない他人を動員、犠牲にして実利を得ようとする米国の利己的行為です。

  

 共和国政府は、安保理決議の法的妥当性と合法性を判断できる国際法の専門家委員会を組織することに関しても疑問を国連事務局に提出しましたが、事務局は、9か月が過ぎても返事をしておりません。

 共和国政府は、侵略的かつ挑発的な大規模な米国-南朝鮮合同軍事演習によって引き起こされる国際平和・安全に対する重大な脅威に対して繰り返し抗議を提起しましたが、国連安全保障理事会が一度も想定・議論せず、毎回無視しているのと同じことが繰り返されています。

  

 国連憲章は、すべての加盟国が安保理決議を尊重し、実行することを義務付けています。

 安保理の反共和国主義の教義が本当に適法かつ公正なものであれば、わざわざ米国が自国のすべての大使はもちろん、大統領と国務長官まで動員して、他の国の履行を強いるする必要はなかったことです。

 日本、南朝鮮のような追従勢力たちまで追い詰める必要もなかったのです。

  

 国連加盟国は、安全保障理事会の決議に対処するために、個別大国の強迫に屈服するのではなく、自主的な判断で、その正当性と公正性、道徳性があるかどうかを分離し、強権と専横に反対する正義の声を上げることにより、安保理の改革を積極的に推進する必要があります。

  

 議長、アメリカは私たちの国の創設当初から制裁を加えており、70年を数える私たち共和国の歴史は、世界で最も厳しい制裁を受けながらも自の道をしっかりと歩んできた強固な闘争の歴史でもあります。

 このような厳しいな闘争を経て、私たちの国が核武力完成の終着点を目の当たりにしている私たち共和国が、敵対勢力のよりしつこくてなる制裁に揺れ態度を変えるだろうと考えるのは、ばかげた妄想に過ぎません。

 

 これから間もなくわが共和国に加えられる反人倫的、野蛮な制裁により、平和的な経済発展と人々の生活の向上、罪のない女性と子供、高齢者を含む全朝鮮人民が被る被害をもたらす日が必ず来るでしょう。

 共和国には、すでにさまざまな制裁による被害の程度を全面的に調査するため、国家被害調査委員会が組織されました。

 この委員会は、米国とその追従勢力、そして米国の強要に屈服したいくつかの国が私たちの国に及ぼした物理的および道徳的な被害を徹底的に調査・集計することになるでしょう。

 もしこのような制裁と圧迫騒動が限界に達し、朝鮮半島情勢が制御不能の状態に移る場合にも、その責任を問うために、この委員会の調査結果が重要に考慮されるでしょう。

  

  議長、私たちの代表団は、この機会に、米国の強権と専横、一方的な封じ込めの試みに対抗して、国の主権を守り、国際的正義を実現するために闘っているキューバの政府と人民に確固たる支持と連帯の意思を表明します。

 我々はまた、国の主権と社会主義を守護するためのベネズエラ政府と人民にも固い支持と連帯の意思を表明します。

 米国の庇護を受けるイスラエルの様々な悪事に対して目をつぶって、国の主権と安定を維持しようとするシリア政府にのみ各種攻撃を加える不当で卑劣な措置は許可されるべきではありません。

  

 共和国政府は、強力な核抑止力に基づいて、必ず私たちの力で私たちの国の平和と安全を守り、世界の平和と安全を守るためにも積極的に貢献していきます。

 ありがとうございました。

 

​《ハングル》

 

이하 이 외무상의 유엔총회 기조연설 전문. 

  

의장 선생, 나는 먼저 미로슬라브 라이첵 선생이 유엔총회 제 72차 회의 의장으로서 선출된 것을 축하합니다. 아울러 당신의 능숙한 사회 밑에 본 회의가 훌륭한 결실을 거두리게 된다는 기대를 표명합니다. 

  

나는 먼저, 4일 전의 신성한 이 유엔 회의장을 심히 어지럽힌 미국 대통령이라는 자의 연설에 대해 논평하고 본론에 들어가려 합니다. 트럼프가 바로 이 연탁에서 조선민주주의인민공화국의 최고 존엄을 감히 건드리고, 우리를 위협하는 망발과 폭언을 늘어놨기 때문에 나도 같은 연탁에서 같은 말투로 그에 대답하는 것이 응당하다고 봅니다. 

  

이번에 트럼프는 자기의 망언으로써 취임 8개월만에 백악관을 수판알 소리 요란한 장마당으로 만들어 놓은데 이어 유엔 무대까지 돈과 칼부림밖에 모르는 깡패들의 난무장으로 만들려고 하였습니다. 트럼프와 같이 과대망상과 자고자배가 겹친 정신이상자, 미국인들마저 고통만을 불러온다고 '최고통사령관', '거짓말의 왕초', 악의 대통령이라고 '악통령'으로 부르는 자가 미국의 대통령 자리를 차지하고 있는 이 어처구니 없는 현실, 손바닥만한 땅덩이를 손에 넣기 위해 엄포와 협잡을 포함한 갖은 권모술수르 가리지 않으며 한생을 늙어온 투전꾼이 미국의 핵단추를 쥐고 있는 이 위험천만한 현실, 이것이 바로 오늘날 국제평화와 안전에 대한 최대의 위협으로 되고 있습니다. 

  

트럼프는 상식과 정서가 온전치 못한데로부터 우리 국가의 최고 존엄을 로케트와 결부하여 모독하려 하였지만 오히려 그로하여 그는 전체 미국땅이 우리 로케트의 방문을 더더욱 피할수 없게 만드는 만회할 수 없는 과오를 저질렀습니다. 자살공격을 시작한 것은 다름아닌 트럼프입니다. 이 공격 때문에 미국 땅의 무고한 생명들이 화를 입는다면 그것은 전적으로 트럼프의 책임으로 될 것입니다. 

  

조선민주주의인민공화국 국무위원회 위원장이신 경애하는 김정은 동지께서는 "나는 조선민주주의인민공화국을 대표하는 사람으로서 우리 국가와 인민의 존엄과 명예, 그리고 나 자신의 모든 것을 걸고 우리 공화국의 절멸을 외친 미국 통수권자의 망발에 대한 댓가를 반드시 받아낼 것이다"고 성명하셨습니다. 트럼프로서는 자기 입에서 무슨 말이 나가는지 몰랐을 수 있겠지만, 우리는 반드시 트럼프로 하여금 그가 한 말 이상의 후과, 그가 책임질래야 도저히 책임질 수 없을 정도의 후과가 차려지도록 할 것입니다. 

  

의장 선생, 본 회의의 주체는 인간을 중심으로 모두가 누릴 수 있는 '깨끗한 행성에서의 평화롭고 유복한 생활을 위하여'입니다. 모든 나라와 인민들이 평화롭고 유복한 생활을 위해서는 진정한 국제적 저으이가 실현되어야 합니다. 국제적 정의를 실현하는 것은 유엔의 기본 사명 중 하나입니다. 

  

의장 선생, 유엔 헌장 제1조는 평화의 파괴를 초래할수있는 국제분쟁이나 사태를 평화적 방법으로, 그리고 정의와 국제법의 원칙에 맞게 조정·해결할 것을 규정하고 있습니다. 그러나 지금 유엔에서는 한 대국의 횡포한 강권과 전횡에 의하여 유엔 헌장의 목적과 원칙을 비롯한 공인된 국제관계의 기본 원칙들이 공공연히 무시되고 있습니다. 강권과 전횡을 합리화·합법화하고, 진리와 정의가 짓밟히는 비정상적인 현상이 포용·묵인되고 잇습니다. 국제적 정의가 제일 심하게 유린되고 있는 것이 하나가 바로 조선반도입니다.   

  

피해자가 가해자에게 반항한다고 하여 피해자에게 제재를 가하는 만고의 부정행위가 버젓이 유엔의 이름으로 자행되고 있습니다. 조선반도 사태의 본질은 우리를 적대시하며 핵위협을 가하고 있는 미국과 그에 맞서 나라와 민족의 존업과 자주권을 지키려는 우리 공화국 사이의 대결입니다. 

  

미국은 이 세상에서 제일 처음으로 핵무기를 만든 나라이며, 이 세상에서 유일하게 핵무기를 실전에 사용하여 수십만의 무고한 민간인들을 대량 살육한 나라입니다. 1950년대의 조선전쟁 시기 원자탄을 사용하겠다고 우리 공화국을 공공연히 위협한 나라이며, 전후에는 조선반도에 처음으로 핵무기를 끌어들인 나라입니다. 냉전시기에 시작된 공화국을 반대하는 대규모 합동군사연습들을 냉전 후에는 오히려 더 큰 규모로, 더 공격적인 성격으로, 더 많은 핵 전략 자산들을 동원하여 한해에도 몇차례씩 해마다 벌여오고 있는 나라입니다. 

  

세계 최대의 핵보유국의 최고 당국자가 우리에게 화염과 분노를 불씌우겠다, 완전파괴시키겠다고 폭언하는 것보다 더 큰 핵 위협이 또 어디있겠습니까. 조선민주주의인민공화국은 철두철미 미국 때문에 핵을 보유하지 않으면 안 되었으며, 미국 때문에 핵 무력을 오늘의 경지로 강화·발전시키지 않으면 안 되었습니다.   

  

미국의 대조선 적대시 정책과 핵 위협의 역사가 장장 70년을 헤아리고 있고, 그로 인하여 조선반도 정세가 끝내는 폭발점에 이르렀으나 유엔에서는 미국의 강권에 의해 정의를 부정의로 범죄시하는 교리 아닌 교리들만 남발되고 있습니다. 

  

조선민주주의인민공화국 국무위원회 위원장이신 경애하는 최고 령도자 김정은 동지께서는 "국제적 정의는 저절로 이뤄지지 않으며 강제? 자주적인 나라들이 힘이 강할 때에만 실현될 수 있다"고 말씀하셨습니다. 국제적 정의가 실현되지 않는 한, 오직 힘에는 힘으로 맞서야 하며 폭제의 핵은 정의의 핵으로 내리쳐 다스려야 한다는 천리만이 성립될 수 있습니다. 

  

조선민주주의인민공화국이 핵 억제력을 보유하게 된 것은 바로 이 천리에 따라 최후의 선택으로 취한 정정당당한 자위적 조치입니다. 얼마전에 조선민주주의인민공화국은 국가 핵 무력 완성의 완결단계의 목표달성을 위한 일환으로 대륙간탄도로케트 장착용 수소탄 시험을 성공적으로 단행하였습니다. 이로써 우리 공화국은 경제건설과 핵무력 건설의 병진노선에 따르는 국가 핵 무력 완성의 완결 단계에 들어서게 됐습니다. 우리의 국가 핵 무력은 철두철미 미국의 핵 위협을 끝장내고 미국의 군사적 침공을 막기 위한 전쟁 억제력이며, 최종 목표는 미국과 힘의 균형을 이루는 것입니다.   

  

본 총회에 참석한 모든 나라 대표들은 우리 공화국이 다른 핵 보유국들과는 달리, 핵 무력의 개발과 고도화의 모든 단계별 시험과정과 그 결과들을 즉시 세상에 공개하여온 데에 대하여 알고 있습니다. 조선반도와 지역의 평화와 안전을 지킬 수 있는 전쟁 억제력의 비상히 강화됨으로써 미국과 그 추종세력들은 우리 공화국의 군사적 도발을 가하기에 앞서 심사숙고하지 않으면 안 도게 되었습니다. 

  

화염과 분노, 완전파괴 등에 대해 운운해도 그때마다 그런 일이 일어나지 않기를 바란다, 그것이 우선적인 선택은 아니다 등의 구구한 조건부를 달지 않으면 안 되게 되었습니다. 그만큼 동북아시아와 아시아 지역 전반의 평화와 안전도 공고해졌다고 우리는 확신하고 있습니다.   

  

우리는 우리의 핵 보유국 지위와 핵 타격능력에 대한 그 누구의 인정을 필요로 하지 않습니다. 조선민주주의인민공화국의 신성한 자호가 새겨진 대륙간탄도로케트가 만리창공의 우주를 날았고, 우리 로케트의 전투부가 태평양의 검푸른 수면 위에 자욱을 새겼으며, 수소탄의 거대한 진폭을 온 행성이 기록했습니다. 우리의 핵보유 결심은 미국에 의하여 강요된 불가피한 선택이었지만, 그 결실로 이뤄진 오늘날 핵강국 지위, 로케트강국의 지위는 영원불멸할 공화국의 운명으로 되었습니다. 

  

의장 선생, 유엔이 진정한 국제적 정의를 실현하는 데에서 자기 역할을 하지 못하고 있는 것은 안전보장이사회의 비민주적인 구태와 결정적으로 관련됩니다. 유엔헌장을 제1조부터 무시하고 철두철미 상임이사국들의 이사와 이해관계에 따라 움직이느 것이 바로 안보리입니다. 안보리를 개혁할 때의 문제가 벌써 1992년 유엔총회 제 47차결의 47-62로 결정된 것은 우연한 일이 아닙니다. 그때로부터 안보리 개혁문제가 매해 유엔총회에 상정되고 있지만 25년째 아누런 진전도 없이 공회전을 거듭하고 있는 사실 자체가 현 안보리 상이밍사국들이 시대착오적인 기득권에 얼마나 집착하고 있는가를 잘 보여주고 있습니다. 상임이사국이면 혼자서도 190여개 유엔총회국들의 총의를 거부할 수 있는 철저한 반민주주의적인 기구가 바로 안전보장이사회입니다.   

  

나는 이 연단에서 안보리가 만들어낸 반공화국 교리들의 부당성과 불공정성에 대하여 다시금 상기시키고자 합니다. 첫째로 유엔 안보리는 우주공간의 평화적 이용을 4개 국가들의 자주적 권리로 명시한 국제법에 위반되게, 그리고 위성발사를 진행되는 다른 나라에 대해서는 문제시함이 없이, 유독 조선민주주의인민공화국에 대해서만 위성발사를 금지한다는 불법적이고 이중 기준적인 교리를 만들어냈습니다. 둘째로 핵 시험 금지에 대한 국제법이 아직 발효되지 않았으므로 이 문제는 철저히 4개 나라의 자주권에 속하는 문제임에도 불구하고, 게다가 핵 시험을 훨씬 많이 진행한 다른 나라들에 대해서는 문제시함이 없이 유독 조선민주주의인민공화국에 대해서만 제멋대로 핵 시험을 금지한다는 불법적이고 이중 기준적인 교리를 만들어냈습니다. 셋째로, 4개 국가의 자의권을 인정한 유엔헌장 제51조에 어긋나게, 그리고 각종 신형 핵무기들을 끊임없이 개발하고 있는 다른 나라들에 대해서는 문제시함이 없이 유독 조선민주주의인민공화국에 대해서만 핵무기 개발을 국제평화, 안전에 대한 위협으로 매도하고, 그 근거로 제재를 가하는 불법적이고 이중 기준적인 교리를 만들어냈습니다. 

  

이런 부당하고 불공정한 교리들이 계속 통과되는 것은 핵 보유국들인 상임이사국들이 저들의 핵 독점 지위를 고수하는 데에 공통된 이해관계를 가지고 있기 때문입니다. 유엔 안보리 상임이사국들은 핵무기 전파 방지 등에 대해 운운하고 있지만 우리 공화국의 핵 보유는 핵 무기 전파 방지의 견지에서 봐도 정정당당한 자위적 조치입니다. 

  

핵무기 전파 방지에 대한 국제적 합의는 원래 비핵국가들에 대하여 핵 위협을 하지 않겠다는 핵 보유국들의 약속이 있었기 때문에 비로서 가능했던 문제입니다. 조약국의 최고 이익이 위험에 처할 때에는 조약에서 탈퇴할 권리를 가진다고 규제한 핵무기 전파 방지조약의 제10조 자체가 국가의 최고 이익이 핵 전파 방지보다 우위에 놓인다는 것을 인정하고 있습니다. 결국, 미국은 우리 공화국에 대한 핵 위협을 끝내 포기하지 않고 우리를 핵 보유로 떠밀어버림으로써 제 스스로가 국제적인 핵무기 전파 방지 노력을 저해하였습니다. 이것은 반공화국 교리들이 그 어떤 원칙에 기초한 것이 아니라 안보리의 반민주주의적인 구태와 기득권 세력의 공모·결탁의 산물 외에 다른 것이 아님을 웅변적으로 보여주고있습니다. 

  

미국은 유엔 무대에서까지 우리 공화국의 수소탄과 대륙간탄도로케트를 가지게 된 것이 세계적인 위협으로 된다고 떠들고 있지만 그것은 2003년에 이라크를 침공하기 위하여 이라크에 대량살용무기가 있다고 꾸며된 미국의 그 악명높은 큰 거짓말과 똑같은 큰 거짓말입니다. 

  

조선민주주의인민공화국은 책임있는 핵 보유국입니다. 미국과 그 추종세력이 우리 공화국 지도부에 대한 참수나 우리 공화국에 대한 군사적 공격 기미를 보일 때에는 가차없는 선제 행동으로 예방조치를 취할 것이지만 미국의 반공화국 군사행동에 가담하지 않는 다른 나라들에 대해서는 절대로 핵무기를 사용하거나 핵무기로 위협할 의사가 없습니다. 

  

우리의 핵보유를 세계적인 위협으로 매도하는 것은 다른 유엔 회원국들이 반공화국 제재결의를 이행하도록 강박하려는 데에 목적을 둔 술수입니다. 저들은 조선반도 핵문제의 책임에서 빠지고 아무 상관도 없는 남들을 동원, 희생시켜 제 잇속을 챙기려는 미국의 음흉한 이기적 행위입니다. 

  

공화국 정부는 안보리 결의들의 법률적 타당성과 적법성 여부를 따져볼 수 있는 국제법 전문가들의 위원단이라도 조직할 것에 대한 문제를 유엔 사무국에 제기하였으나 사무국은 아홉달이 지나도록 대답을 하지 못하고 있습니다. 침략적이고 도발적인 대규모 미국-남조선 합동군사연습이 조장하는 국제평화·안전에 대한 엄중한 위협에 대하여 공화국 정부가 수차에 걸쳐 거듭 제소하였지만 유엔 안보리가 단 한번도 상정·논의하지 않고 매번 외면하고 있는 것과 똑같은 현상입니다. 

  

유엔 헌장은 모든 성원국들이 안보리 결의를 존중하고 이행할 것을 의무화하고 있습니다. 안보리의 반공화국 교리들이 진정으로 적법하고 공정한 것이라면 구태여 미국이 자국의 전체 대사들은 물론 대통령과 국무장관까지 동원하여 다른 나라들의 그 이행을 강박해야 할 필요가 없었을 것입니다. 일본, 남조선과 같은 하수인들까지 내몰아야 할 필요도 없었을 것입니다. 

  

유엔 성원국들은 안보리 결의를 대하는 데에서 개별적 대국의 강박에 굴복할 것이 아니라 자주적인 판단으로 그 적법성과 공정성, 도덕성 여부를 갈라 보아야 하며, 강권과 전횡을 반대하는 정의의 목소리를 높이는 것으로써 안보리의 개혁을 적극 추동해야 할 것입니다. 

  

의장 선생, 미국은 우리 공화국에 대해 창건 첫날부터 제재를 가해왔으며, 70년을 헤아리는 우리 공화국의 역사는 세계에서 가장 혹독한 제재를 받으면서도 자강의 길을 꿋꿋이 걸어온 강고한 투쟁의 역사이기도 합니다. 이처럼 강고한 투쟁을 거쳐 우리 국가 핵무력 완성의 종착점을 눈 앞에 두고있는 우리 공화국이 적대세력의 제재가 더 악착해진다고 하여 흔들리고 태도를 바꾸리라고 생각하는 것은 터무니없는 망상에 불과합니다.   

 

앞으로 머지않아 우리 공화국에 가해진 반인륜적이고 야만적인 제재로 인하여 나라의 평화적인 경제발전과 인민생활 향상에서 입은 피해, 무고한 여성들과 아이들, 노인들을 포함한 전체 우리 인민이 당한 피해를 계산하게 될 날이 반드시 오게 될 것입니다. 공화국에는 이미 각종 제재로 인한 피해규모를 전면적으로 조사하는 국가적인 피해조사위원회가 조직되었습니다. 이 위원회는 미국과 그 추종세력들, 그리고 미국의 강박에 굴복한 일부 나라들이 우리 공화국에 끼친 물리적 및 도덕적 피해를 철저히 조사·집계하게 될 것입니다. 만약 이러한 제재와 압박 소동이 한계점에 이르러 조선반도 정세가 끝내 통제불능의 상태로 넘어가는 경우에도 그 책임을 따지는 데에서 이 위원회의 조사 결과가 중요하게 고려될 것입니다. 

  

의장 선생, 우리 대표단은 이 기회에 미국의 강권과 전횡, 일방적인 봉쇄 시도에 맞서 나라의 자주권을 수호하고 국제적 정의를 실현하기 위하여 투쟁하고 있는 쿠바 정부와 인민들에게 굳은 지지와 연대성을 보냅니다. 나라의 자주성과 사회주의 업을 수호하기 위한 베네수엘라 정부와 인민에게도 굳은 지지와 연대성을 보냅니다. 미국의 비호를 받는 이스라엘의 갖은 악행에 대해선 눈 감아주고, 나라의 자주권과 안정을 수호하려는 시리아 정부에 대해서만 각종 공격을 가하는 부당하고 비열한 처사가 더는 허용되지 말아야 합니다. 

  

공화국 정부는 강력한 핵 억제력에 의거하여 반드시 우리 힘으로 우리 국가의 평화와 안전을 지켜낼 것이며 세계의 평화와 안전을 수호하는 데에도 적극 기여할 것입니다. 감사합니다.

 

【出典:ハングルはsankei.dreamlog 和文はgoogle飜訳文を参考に岩下仮訳】