2019.3.10(日)
3軒隣の空き地(駐車場)で地下埋設していた放射性汚染土の掘り起こし・埋め戻し作業が始まった(写真1枚目)。 作業員に聞くと、取り出した汚染土は近くの新幹線高架下の「仮の」仮置き場に集め、その後、「どこかの」仮置き場へ持っていき、さらにその後「中間貯蔵施設」(大熊、双葉町)へと(最後に22年後の「他県」の最終処分場に)移送するという。
人が現に住んでいる我が家ではすぐ運び出してもらえると思っていたので「敷地内移染」で専用袋に入れて地上に保管していた。 以来5年間、市からは何の連絡もなく無為に時間が経過していたところ、ようやくこの1月に調査に来たものの、その後全く音沙汰なし。 調査に来た若い作業員の一人は、川俣町山木屋出身で両親は避難生活から自宅に戻ったが、自分は小さい子供がいるので絶対に戻らないと言っていた。
遅々として進まず、・・実態はそんなもの。このような状況は市内だけでも数千カ所以上あるというけれど、地元紙も含め報道は肝心なことは記事にしない。 しかも、我が市は市内全域除染としたが、隣の市では7割の地域(Cエリア)でまともな除染を行わず、巨額の除染費用を国に返したというから驚く。 明日であの日から8年。TVは一部を除き、例年どおり、お定まりの内容の特番で物事の根本を報じない。 オリパラに向けてあったことをなかったことにしようとする一連の試みに事実上荷担しているメディアの罪は重い。