2019.3.1(金)
是枝裕和監督作品の「万引き家族」が本日、日本アカデミー賞最優秀作品賞を受賞。併せて、是枝監督は最優秀監督賞、安藤さくらが最優秀主演女優賞、樹木希林が最優秀助演女優賞を受賞するなど最多8冠に輝きました。おめでとうございます。
「万引き家族」はカンヌ国際映画祭パルム・ドールも受賞していますから、その他の映画賞を含め今年は受賞ラッシュでした。
ところが、米アカデミー賞では、作品賞にノミネートされたもののあえなく落選。
アカデミー賞は政治性を帯びた映画に敏感に反応すること、また米アカデミー会員はカンヌ嫌いが多いようで、アカデミー賞作品賞とカンヌ・パルム・ドールのダブル受賞はなりませんでした。
実際に長年の歴史の中でダブル受賞したのはたったの2作品に限られています。
1945年製作のBilly Wilder監督作品「The Lost Weekend(失われた週末)」と1955年製作のDelbert Mann監督作品「Marty(マーティ)」。 なお、アカデミー賞作品賞とベルリン国際映画賞金熊賞のダブル受賞作には1988年製作のBarry Levinson監督作品「Rainman(レインマン)」、アカデミー賞作品賞とヴェネツィア国際映画祭金獅子賞のダブル受賞作には、1948年製作のLaurence Olivier監督作品「Hamlet(ハムhttps://youtu.be/Sh-OHHosvschttps://www.youtube.com/watch?v=j-tefK9hkuMレット)」があります。
以上、本日の一口映画メモでした。
* 写真は毒舌亭自作のDVDラベル画像。