2019.1.27(日)
8年ほど前に休刊(廃刊)となってしまったが、私が生まれる前から存在し長い歴史を誇るジャズ専門音楽雑誌に「スイングジャーナル(Swing Journal)」というものがあった。 廃刊まで約35年間毎月、定期購読していた。
岩浪洋三らの評論には定評があったし、The Rolling StonesのCharlie Watts(チャーリー・ワッツ, 1941-)も定期購読していたほどで、オーディオ機器の評価記事も充実していたことと併せ毎号が楽しみだった。
ジャズといっても、Dixieland Jazz、Bebop、Cool Jazz、West Coast Jazz、Hard Bop、Modal Jazz、Bossa Jazz、Free Jazz、Crossover、Fusion、Smooth Jazz、Afro-Cuban jazzなど実に様々なジャンルがあり、それぞれに楽しみがあることをこの雑誌で知った。Swing Jazzもその代表的なものの一つだ。
Swing Jazzの代表的存在といえば、スウィングの王様(King of Swing)とも称されるBenny Goodman(ベニー・グッドマン, 1909-1986)がいる。 彼の楽団には、専属奏者・歌手としてジャズ・ヴィブラフォンのLionel Hampton(ライオネル・ハンプトン, 1908-2002)、女性歌手Peggy Lee(ペギー・リー, 1920-2002)らもいた。 代表曲は「Sing, Sing, Sing」(1938初演)。
Evergreen Music通算1193曲目は、この曲を、日本のメジャー・ビッグバンド、原信雄とシャープス&フラッツのHQサウンドで(そういえば、日本には女子高生バンドのスウィングガールズなどというのがあって、この曲を演奏していた)。 いずれも卓越したプロ奏者たちの自信に満ち満ちた、一糸乱れぬ見事な演奏ぶりを味わうのもまた楽しからずや。
「なんちゃら48」とか「なんちゃら46」とか(モモクロのエクボちゃん以外、顔の区別がつかない)の音楽とは別世界だ。