2018.8.2(木)
◉ 起
安倍さんが櫻井よしこさんの推挙を受け、比例単独1位でスカウトしたから杉田乱脈、もとい水脈さんが国会の赤絨毯を踏めることになり、
◉ 承
「このハゲ〜っ」の豊田真由子元議員の秘書だった女性が杉田さんの秘書になり、
◉ 転
「LGBTは生産性が低い」発言の杉田さんが「男女平等は絶対に実現しえない反道徳の妄想」と宣(のたま)ったから、
◉ 結
東京医大理事長の白井正彦さんと学長の鈴木衛さんが杉田さんに共感して、女子受験生の点数を「一律減点操作」した、
のかなあ?
などと、強引な多段階論法を口角泡を飛ばして展開している人を先ほどローソンで見かけたけれど、まんざら的を射た指摘だと言えなくもない、かもしれないなあ。
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東京医大、女子受験生を一律減点…合格者数抑制
2018年08月02日 読売新聞
東京医科大(東京)が今年2月に行った医学部医学科の一般入試で、女子受験者の得点を一律に減点し、合格者数を抑えていたことが関係者の話でわかった。女子だけに不利な操作は、受験者側に一切の説明がないまま2011年頃から続いていた。大学の一般入試で性別を対象とした恣意しい的な操作が明らかになるのは極めて異例で、議論を呼びそうだ。
東京地検特捜部も、文部科学省の私大支援事業を巡る汚職事件の捜査の過程で、同大によるこうした操作を把握しており、同大は現在、内部調査で事実関係の確認を進めている。
同大医学科の今年の一般入試は、数学・理科・英語のマークシート方式(数学の一部を除く)で1次試験(計400点満点)を実施。2次に進んだ受験者が小論文(100点満点)と面接を受け、1次の得点と合算して合否が決まった。
関係者によると、同大側は、1次の結果が出そろった段階で女子の得点に一定の係数を掛けて減点するなどしていた。その結果、今年の一般入試(センター試験の利用者らを除く)の受験者(男子1596人、女子1018人)のうち、1次の男女別合格率は男子位18.9%(303人)、女子14.5%(148人)。2次を経た最終的な合格率も男子8.8%(141人)、女子2.9%(30人)と男女間で差が生じていた。
女子受験者の合格者を減らす調整は、10年の一般入試に合格した受験者の男女比で、女子が4割弱と前年の2割強を大幅に上回ったことがきっかけだったという。11年以降、女子の合格者を3割前後に抑えるように名リ、実際に同年以降の一般入試では、3割前後で推移している。10年は、合格率も女子が男子よりも上だったが、その後は毎年、男子が上回っている。
同大関係者は取材に対し、女子に対する一律の減点を認めた上で「女子は大学卒業後、結婚や出産で医師を辞めるケースが多く、男性医師が大学病院の医療を支えるという意識が学内に強い」と説明している。
同大医学科の一般入試の募集要項には出願要件や定員などが記載されているだけで男女別の定員に関する記載はない。文科省大学入試室は「選抜方法はできる限り募集要項に記入すべきで、条件を公開せずに入試が恣意的に運用されているとすれば望ましくない」としている。
同大医学科を巡っては、同省の私大支援事業の選定対象となるよう便宜を図ってもらった見返りに、今年2月の一般入試で同省前局長の佐野太被告(59)(受託収賄罪で起訴)の息子を不正に合格させたとして、理事長の白井正彦(77)と学長の鈴木衛(69)両被告が先月24日、特捜部に贈賄罪で在宅起訴された。
女子受験者に対する意図的な減点について、東京医科大広報・社会連係推進室は取材に対し、「そのような事実は一切把握していない」としている。