2018.4.2(月)
我が市は、昨日、やっと中核市になったばかりの小さな市なのだが、現在映画館のスクリーン数が15もある(ワーナーマイカル9、フォーラム福島6)。
本県で最初にできたテレビ局は、昭和38年開局の福島テレビ(FTV, 県が1/2出資)で、開局後、世はテレビ全盛の時代になるが、それ以前の娯楽の王様は映画だった。
昭和30年代前半、市内には、ピーク時で14の映画館があったと聞くが、現在は当時を凌ぐ過当競争の状況だ。
逆に、これだけ充実したのだから、1館ぐらいは名画専門の映画館があってもいいのではないかと思う。
高齢化時代に突入し、名画専門館に足を運ぶ高齢者が固定的に確保できるのではないかと思う(もっとも、昔、職場の近くに「名画座」という映画館があったが、晩年は妖しい映画もやっていたと記憶するが…)。
Evergreen Music通算1128曲目は、映画音楽「黒いオルフェ」。
ギタリストのLuiz Bonfá(ルイス・ボンファ, 1922-2001)が作曲し、音楽監督のAntônio Carlos Jobim(アントニオ・カルロス・ジョビン, 1927-1994)が広めた、哀愁に満ちた名曲。
ボサ・ノヴァの名曲として知られているが、映画での原曲はブラジル古来のSamba Cançâo(サンバ・カンソン)というスタイルで演奏されている。
なお、映画は、仏・伊・ブラジルの合作映画(1959)で、カンヌ国際映画祭でPalme d'Or(パルム・ドール)を受賞している。
ここでは、ブラジル音楽で史上最高峰、不世出の歌手と言われた女性歌手Elizeth Moreira Cardoso(エリゼッチ・モレイラ・カルドーゾ, 1920-1990)のバージョンで。