2018.3.14(水)
辞めるとことごとく、逮捕されるか自殺することになっているような大統領になぜなりたがるのか、はたまたどうしてこうも韓国検察は強硬な態度を取り続けられるのか、国情の違いとはいえ、なかなか理解し難いところがある。
でも大阪地検特捜部よ、少しは韓国検察を見習って欲しい気もするというのは暴論か?
ところで、前田主任検事(有罪、懲戒免職)が例の厚労省村木事件で証拠(FDフロッピーディスク)の「改竄」を行ったあの大阪地検特捜部が、財務省(大阪財務局)から「改竄」された後の「森友公文書」の提供を受けたというのは、シャレにならないというよりブラックジョークに近い。
願わくば「秋霜烈日」の役割をきっちり果たしてもらいたいけど、それは20世紀の頃の話で、最近の検察は何をやっているのかな?
検察は司法ではなく行政の一部門であることを留意しつつ、過度の期待を持たず推移を見守るしかない今日この頃。
と駅前広場で賢察を披露している人を見かけた。
****************************************
韓国
検察、来週にも李明博元大統領の逮捕状を請求へ
毎日新聞 2018年3月14日
韓国の李明博(イ・ミョンバク)元大統領が14日、ソウル中央地検に出頭し、大統領在任中(2008~13年)の収賄などの容疑で任意の聴取を受けた。李氏側は容疑を全面的に否定しており、聴取は15日未明まで行われる見通しだ。検察側は李氏をいったん帰宅させた後、容疑事実を固め、来週にも逮捕状を請求するとみられる。
李氏に対しては▽大統領在任中に情報機関の国家情報院が青瓦台(大統領府)に多額の裏金を上納した▽李氏が実質的に所有していたとされる自動車部品製造会社「ダース」の米国での訴訟費用をサムスン電子に負担させた--など計約20の事実について容疑が持たれている。不正な授受が疑われる総額は約110億ウォン(約11億円)に上るとされる。
検察関係者によると、14日の聴取はダースの所有者問題などから実施。李氏はこれまで「自分とは無関係だ」と主張し、この日も容疑を否定した。一方、緊急逮捕の可能性について、この関係者は「まったく検討していない。我々が定めた時間に十分合わせて出てきてくれた」と語った。
昨年逮捕された朴槿恵(パク・クネ)前大統領に関しては、3月21日聴取→27日逮捕状請求→31日逮捕、という流れだった。今回も聴取から数日後に逮捕状を請求するとみられる。
1987年改正の現憲法下で、大統領経験者が退任後に検察の捜査を受けるのは李氏で5人目。李氏は14日、聴取前に記者団に対し「話したいことは多いが、元大統領として言葉を慎むべきだと誓っている。ただ、これが最後になってほしい」と述べ、大統領経験者が捜査を受ける歴史を繰り返してはならないとの考えを示した。
保守派の李氏の大統領在任中、革新系の盧武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領が不正資金疑惑で検察の捜査を受けた後に自殺。現在の文在寅政権は革新系で、検察などを統括する青瓦台の民情秘書官は盧氏の葬儀の際、李氏に罵声を浴びせたこともある。保守層には今回の捜査が、盧氏捜査への対抗措置との見方が強い。最大野党・自由韓国党の国会議員は「政治報復でなくて何なのか」と憤る。
ただ、世論は李氏に冷ややかだ。昨年3月の朴前大統領の出頭に際し、数百人の支持者が自宅前に駆けつけたのとは対照的に、この日は賛否いずれの大規模集会なども行われなかった。