top of page
yanxia2008

【あゝ腹が立つ】

2018.2.9(金)

 あれはいつのことだったか、「景気が上向いてきたから働こうかということで働き始めたら、(月収で)私が50万円、妻が25万円」などと、戯れ言を宣(のたま)っていた偉い人がいたなあ。

 奥方様の片手間のパート収入にさえ遙かに及ばない年金生活者の我が身なれど、気の遠くなるような借金を抱えた国家財政の立て直し、健全化にいささかなりとも寄与したいと、16日から受付開始の確定申告期に向けて、鉛筆と自然界での天敵が存在しない(フリー百科事典「アンサイクロペディア」による)という大阪のおばちゃんにもらったアメちゃんを交互に舐め舐めし、ハズキルーペを掛けて細かい数字を追いかけながら見落としがないよう鋭意作業に奮闘しているものの、なんとまあ七面倒くさいことか。  領収書が見つからないものさえある。

 ふとテレビをつけると、株価が大暴落、巨額のビットコインが流出などと胸のすく話題を、あっちこっちの不倫問題(今度は小泉今日子だと)や大相撲の不祥事問題(貴乃花親方反論開始)と共に報じている。  いずれもお呼びでない下流老人にとって、まさに他人の不幸は蜜の味だね。

 しかるに、そんな庶民の苦労を知ってか知らずか、どこぞやの国税庁忖度長官様(同県人の恥)は、勝手に公文書を廃棄し電磁データを消去したたあげく、日本税理士会連合会の業界紙で「適正・公平な課税・徴収の実現に努めてまいります」などと嘯(うそぶ)いている。

 「些細(ささい)な問題でも対応を誤れば、組織の信頼を失ってしまいます」(本人弁)なんて言葉、そっくりあなた様に熨斗(のし)を付けてお返ししたい。  あなた様一人のせいで、真面目に働く税務署員が厳しく面当てされるのは人として忍びないだろう?  嗚呼(あゝ)腹が立つったらありゃしない。

 「1年未満の証拠書類は直ちに、惜しみなく、自動的に、かつまた余すところなく廃棄、消去しました。あなた様と同じことをしたんだから、それでいいんでしょ?それとも政治家の間でいつぞや流行った、勝手に数字を書き込んだ「白紙領収書」をぎょうさんお付けしまひょか?」

 と憤慨やるかたない面持ちで長々と語り、納税者一揆を企てている人をあそこの街角で見かけました。

 不肖・毒舌亭も、全く#MeTooであります。  オリンピック騒ぎごときでこの怒りを消されてたまるかっ。  マスコミよ、浮かれるなよ。  国税労組(JCNTU)よ、長官罷免要求に立ち上がれ!(爆)

閲覧数:2回0件のコメント

最新記事

すべて表示
bottom of page