2018.2.5(月)
初めて韓国に行ったのは24年前、1994年だった。 車中からソウル市内を見ると、当時は、いたるところに金網のフェンスが設置され物々しい雰囲気に覆われていて、だいぶ緊張した覚えがある。
1968年の韓国大統領官邸(青瓦台)襲撃未遂事件や83年のビルマ・ラングーン爆弾テロ事件、87年の金賢姫元被告による大韓航空機爆破事件(ソウル・オリンピック妨害企図)からは月日が経っていて、明らかなテロ事件は音を潜めていたものの、訪問の2年後(1996)に、座礁した潜水艇の武装工作員らが韓国領土内に侵入し韓国軍と銃撃戦を展開する事件が発生するなど、決して平安な状態ではなかったのだから、フェンスも無理のないことだったのだろう。
4日後の2月9日からピョンチャン(平昌)オリンピックが開幕する。 北朝鮮は五輪に合わせ、当局者としては最高位のポストにあるキム・ヨンナム常任委員長(政治局常務委員)を派遣するという。 プロパガンダの一環なのだろうが、オリンピックが平穏に終わることを願う。
Evergreen Music通算1110曲目は、月並みだが、冬季五輪に引っかけて、1968年の第10回グルノーブル冬季オリンピックの記録映画「白い恋人たち(13 Jours en France)」の同名のメインテーマ曲。フランシス・レイが作曲した。
なお、映画は、1968年のカンヌ映画祭で上映されるはずだったが、「パリ五月革命」のあおりを受けて上映中止となってしまった(40年後の2008年に上映)。