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yanxia2008

【大事なのはイントロと心のゆとり】

2017.12.27(水)

 今朝の朝日新聞「天声人語」は、この曲を引き合いに、「イントロ(前奏)」について言及していた。

 耳にしたとたん、昔に引き戻される、そんなイントロが誰にも一つや二つ、あるのではないか、と。

 でも米国の大学の分析では、1986年には20秒以上あったのに、2015年には5秒にまで縮まった。レコードやCDでなくネット購入の時代には、数秒で気に入らなければ簡単に別の曲に変えられるから、短めの前奏は、耳の争奪戦に勝つための工夫だろう、とも。

 この曲のイントロ部分は約50秒。  イントロがあるからこそ、この曲の世界に引き込まれる。  日本の演歌などにもいいイントロの曲が多い。

 しかし、最近の世相はイヤだね。  何事もすぐに結論を出そうとし、刹那的な判断と悪意の籠もった暴論が行き交うだけの、せちがらく乱暴な世になった。  何事も、前奏とか心のゆとりがなくちゃあね。

 我が「常緑音楽館便り」シリーズで、いくつかのバージョンを紹介したけれど、改めて77年のライブ・バージョンで楽しみたい。 ♬ Hotel California / The Eagles(Video)

(追記)

日本の曲でイントロが長いのはこれ。約36秒。 ♬ ロビンソン / スピッツ(Video)

参考までに、この曲(?)のイントロは20秒です(笑) ♬ 石松三十石船道中 / 広沢虎造(Audio)

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