2017.11.10(金)
昔、仕事でご一緒した20代の若い町役場職員がこの車を乗り回していたことを、急に思い出した(認知症かな?)。
前身は「フローリアン」という車。
イタリアのデザインスタジオ「カロッツェリア・ギア」のチーフデザイナーだったジウジアーロによる繊細なデザインは、今見ても惚れ惚れするほどの美しいフォルムだった。
クルマの名前は「いすゞ117クーペ」。
「117」はフローリアン開発に当たってのコードネームで、価格はなんと「トヨタ・クラウン」の2倍したという。 町の最大「有力企業」の役場に就職した息子への親ばか心でこんな高い車を買い与えたのだろう。
いすゞといえばトラックのイメージが強いが、1950年代のいすゞは乗用車を製造していて、トヨタ、日産と並ぶ日本三大自動車メーカーの一つとして君臨していた。 「ベレル」「ベレット」という車種もあった。