2012.4.25(水)
石原都知事が尖閣諸島を買うという。いかにも石原さんらしい発想だし、ある種、卓見だとも言えそうだ。 ただ、どうして「東京都」が購入するのかという点で、理屈に難がありそう。 やはり国が取得するのが本来のあり方ではないか?
私はむしろ、石原さんに次のことを要望したい。 「福島県に設置するという放射性物質の中間貯蔵施設を東京都が買ってください」と。
昨年来県の時に、「福島県のためにできるだけ力になりたい」とおっしゃっていたし、東京の今日の繁栄の源泉の一つに福島県の供給した豊富な電力があったのであり、それぐらいお願いしてもいいのではないかというのが理由の一つ。
それから、福島県等に舞い散った放射性物質は紛れもなく東京電力の所有物、すなわち「主物」なのだから、それを貯蔵する施設は東京電力に(都内に)作らせ、それを東京都が購入することで、本県の首都圏に対する長年の貢献への恩返し・支援になるし、一方、東電に対しても損害賠償の大きな原資にさせることもできるのだから、一石二鳥になるというのが、もう一つの理由だ。
尖閣諸島購入よりも遥かに、納税者たる都民に対し説明できる立派な理屈が立つのではないかと思うが、いかがか。
私は冗談半分に言っているのではない。本来の意味での「Half Serious」で申し上げている。
なお、勿論、取得した中間貯蔵施設は無償で東電に払い下げしていただいて結構だ。