2014.9.4(木)
佐藤雄平知事、三選不出馬。
一部の既報通りだった。 結局彼は、中間貯蔵施設について、住民に一言も説明なく、頭ごなしに受け入れを独断で決定し、プルサーマル受け入れ、SPEEDIほか過去の多くの過ちについて自らを処分することなく、ズタズタにされた福島県の未来をどう築いていくのかについて何も語らないまま、福島から去っていく。
あとは多額の退職金を貰い(4年分で推計2500万円くらいか?)、苦悩する避難民の冷たい視線から逃れ、東京の自宅マンションで左うちわの楽しい老後生活が待っている。
退職金を払う必要があるか?
我が家の書架に「ふくしま知事列伝」という本が並んでいる。 藩政以来の権知事、県令、官選・公選知事50人以上を評した本だ。 著者の故・高橋哲夫先生がご存命だったら、一体彼をどう評価しただろうか。
「列伝」は佐藤栄佐久前知事までで終わっている。 ****************************************
佐藤福島知事が3選不出馬表明 「権不十年を全うしたい」
2014.9.4 産経新聞
福島県の佐藤雄平知事(66)は4日、県庁で記者会見し、任期満了に伴う同県知事選(10月9日告示、同月26日投開票)の対応について「自分の手で復興をやり遂げたい気持ちもあるが、権不十年(権力の座に10年つかない)を全うしたい」と述べ、3選出馬しないことを明らかにした。佐藤氏は記者会見に先立ち、福島市内で開かれた後援会の代表者会議でも不出馬を表明した。
後継候補には、内堀雅雄副知事(50)らの名前が挙がっている。佐藤氏は会見で、後継者について「県政の継続性と、自分の意志を継いでくれる人」が望ましいと述べた。
東日本大震災と東京電力福島第1原発事故後初となる福島県知事選には、自民党県連から要請を受けた元日銀福島支店長の鉢村健(たけし)氏(55)、いわき市の牧師、五十嵐義隆氏(36)、福島市出身で元岩手県宮古市長の熊坂義裕氏、福島県郡山市の医師、吉田孝司氏(36)の新人4人が、いずれも無所属で出馬を表明している。
一方、民主、社民両党の福島県連や連合福島は佐藤氏に出馬を要請。自民党本部は他党との相乗りを模索し、鉢村氏の推薦を保留していた。