2016.10.22(土)
女性として世界初のエベレスト登頂に成功した登山家の田部井順子さんが20日、亡くなられました。77歳でした。
とても気さくな方で、主催行事の講師としてお願いしたとき、快くお引き受けいただき、また親しくお話をさせていただきました。戴いた名刺も大事にとってあります。
一番の思い出は、第1号の福島県民栄誉賞の対象者として、選定や表彰関連事務手続きに関わったこと。前例がなかったので、あたふたしたことを覚えています。
田部井さんは、このほか、埼玉県民栄誉賞にも輝き(埼玉県在住)、三春町名誉町民にもなっていて、さらに県のしゃくなげ大使にも就任し、お力添えを戴きました。 あの震災後も何かと県民を励ましてくださいました。
福島県民栄誉賞は、このほかには、ソチパラリンピック・アルペンスキー男子回転で金メダルを獲得した猪苗代町出身の鈴木猛史選手(2014年)のみかと思います。
私はその後、このときの経験を背景に、福島民友新聞社主催の「ふくしま県民大賞」の審査員を4年間、務めさせていただきました。ありがたいことです。
田部井さん、私のボスと同い年の喜寿だったんですね。 どうか安らかにお眠りください。 合掌。