2016.10.18(火)
ボート競技は韓国忠州市で、というのはIOCお得意のブラフ。
それにしても、韓国のほうが宮城県よりも東京に近いということらしいね。 コペルニクス的新しい発見だ。
それから、福島で野球・ソフトボールを1試合やるという線で進んでいるらしい。 予選だったら盛り上がりに欠けるし、だいいち、本戦だとしても、1試合で復興を実感できる? 復興って何?
全試合、ここでやるんなら、あるいは開・閉会式を被災3県でやるんなら、まだ分かるよ。
そもそも東京五輪なんだから、全部東京でやってもらったら? 福島は関係ない。それどころじゃない。
ええ、暴論ですよ。暴論ですけど、言わせてよ。
アンダーコントロール、虚偽の低金額見積もり提示と、ウソで誘致した五輪が、どうして「復興五輪」という言葉で修飾されるんだ? 復興をダシにしないでくれよ。
喜んでいるのはゼネコンと過労自殺問題で大騒ぎの電通ぐらいじゃないのかい?
…などという話を、米ワシントンDCのシンクタンク・戦略国際問題研究所(CSIS)で、内堀雅雄福島県知事が講演の中で言うはずはないわなあ。。。
◉ 虚偽報告記事
「本体工事費251億円」を「98億円」と
毎日新聞2016年10月18日
東京都の都政改革本部の調査チームがボート、カヌー・スプリント会場「海の森水上競技場」(東京湾岸)の総整備費が高額だとして移転を提言した問題で、都が2年前に国際オリンピック委員会(IOC)に「本体工事費は98億円」と実際より安い虚偽の建設費を伝え、開催の承認を得ていたことが関係者への取材で分かった。都の資料には本体工事費251億円、総整備費491億円と明記されている。都幹部は毎日新聞の取材に「IOCに予算が高いと指摘され、根拠がない数字を示した」と証言した。 都幹部は毎日新聞の取材に、IOCに本体工事費を事実とは違う98億円と伝えたことを認めた。その上で「IOCから『本体工事費などの大会開催経費とレガシー経費を分けて示せ』と指示があり、大会開催費として(100億円を下回る)根拠がない数字を伝えた」と説明した。 関係者は「IOCは根拠のない数字を基に開催の可否を判断したことになる。491億円とする都の試算そのものが疑われる事態で、移転の根拠も失われてしまう」と話している。【柳澤一男、芳賀竜也】他の施設の試算も信用できるのか 根本的な疑問生じさせる 東京都がIOCに伝えた予算と公表している予算が異なっていたという事実は、会場移転の可否問題に発展している「海の森水上競技場」整備費の試算が信用できるのか、という根本的な疑問を生じさせる。 都は海の森以外の整備費について、移転候補先の「長沼ボート場」(宮城県登米市)351億円、「彩湖(さいこ)」(埼玉県戸田市)558億円と公表。これらの試算もあいまいだとすれば、試算を基に会場の抜本的見直しが必要とした都政改革本部の調査チームの提言は、意味を持たなくなる可能性がある。 海の森の整備費は招致段階以降、大きく上下している。都幹部は「観客席や付帯施設など項目別に計算して積み上げている」と説明するが、項目自体の区分が大ざっぱで、具体的な規模や経費を細かく精査したかどうかは疑問だ。 都は海の森と同時に、整備費を11施設4584億円から8施設2241億円に圧縮した。虚偽報告が明らかになり、他施設の試算の信ぴょう性も問われる。大会に汚点を残さないためにも詳細な内訳を早急に公表すべきだ。
◉ 内堀知事のCSISでの講演の動画(英語での講演。翻訳はありません。県も翻訳は今のところ提供しておりません。各自ご随意に訳してください)
Fukushima After 2047 Days: Current Revitalization on the Ground
Monday, October 17, 2016 3:00 pm - 4:00 pm CSIS Headquarters
Governor Uchibori’s mission is to ‘take back the Fukushima known for beauty and calm’. In accomplishing this mission, Governor Uchibori has visited all over the Prefecture and listened to the voices of the people of Fukushima to develop his bottom-up approach. As a driving force of reconstruction, Governor Uchibori has contributed greatly to the renewable energy and robotics industries in the Prefecture.
Please join the Proliferation Prevention Program to hear Governor Uchibori discuss the present situation of Fukushima Prefecture 2047 days after the Great East Japan Earthquake, as well as his efforts aimed at revitalization. Governor Uchibori was elected as Governor of Fukushima in October 2014 and assumed office as Governor in November 2014. He graduated from the University of Tokyo and received a Bachelor of Arts Degree in Economics in 1986, and joined the then Home Affairs Ministry (presently the Ministry of Internal Affairs and Communications). In 2001, Governor Uchibori joined the Fukushima Prefectural Government. He was appointed to Vice-Governor of Fukushima Prefecture in December 2006 and continued in this position until he was elected Governor.