2016.9.21(水)
その昔、確か福島県知事が大竹作摩さんのときだったか、これも確か東京電力に(水力発電所の建設又はその水利権の問題で)行ったとき、けんもほろろの東電の対応に、大竹知事の怒りが爆発。
顔を真っ赤にして「オレは200万人県民の代表だ!その200万の代表に対して何という態度だ!」と会津弁で猛烈に抗議の声をまくし立てた一幕があった。
今回、東電の炉心溶融隠蔽問題で、隠蔽発覚から3カ月余も経ったというのに、内堀雅雄知事と地元首長、県議会が、今頃になってやっと抗議したという。
約100日、2400時間、14万4000分、864万秒も経ってからのアクションだ。 なんとも気の長い、悠長な話だ。欠伸(あくび)が出るではないか。
まるで、気の抜けたビールやサイダー、サビ抜きの寿司、菅官房長官のいない安倍内閣、荒井注のいないドリフターズ(ずいぶん古いな)、長嶋茂雄のいないジャイアンツ(これもずいぶん古いな)、ATSUSHIのいないEXILE (これだったらいいか)、ミッキーやミニーのいないディズニーリゾート(そうだそうだ)、お新香の付かない和定食、歌丸師匠のいない笑点(昨夜三遊亭小遊三師匠の落語を聞いたので書いてみた)、山本太郎のいない国会(これもまだ大丈夫だな)みたいだ。
怒るべき時は、直ちに、真剣に、本気で怒れよ! 抗議の文書を静かに読み上げるだけじゃ、本気度が伝わらないじゃないか。
と県庁本庁舎1階エレベータホールで、小さな声でつぶやいている人を、たまたま見かけた。
〜毒舌亭、悪夢にうなされる、の巻〜