2016.6.24(金)
英国の国民投票でEU離脱派が勝利したことで、スコットランド首相は独立志向を再び。
しかし、多々問題点を抱えている。
主なものだけでも、
① 政体の問題
昔独立国のときは、イングランドとは別の国家でありながら、君主としての国王を共有する「同君連合」を形成していた(スコットランド王ジェームズ6世が1603年、イングランド王ジェームズ1世として即位)。共和制(大統領制)になるのか、それとも同君制を維持するのか若しくは別君制の王国制にするのか。
② 通貨の問題
英国は、EUに加盟しながらユーロを使わずポンドを独自に維持している。 スコットランドが独立しても、ポンドの継続使用を安易には認めない立場をとるだろう。 となると、スコットランドは独自の通貨を発行するしかない。 しかし「信用力」の点でかなりのリスクがある。
③ エネルギー資源
英国は北海油田を有し、EU加盟国最大の原油生産・輸出国であるが、その原油の発掘権は、ほぼすべてイングランド側が保有。 これを保有しないスコットランドはエネルギー資源が乏しく、従って産業基盤を独自に構築するのは困難。
④ EUの認可
国内?問題(紛争)を抱えた国の加盟をEUが認めてくれるか。
など。
口で言うのは簡単でも相当の困難がある。 でも、国民投票にすれば独立派が多数になる可能性も。
北川 高嗣
2016年6月17日 0:20 ·
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こういうのを、ほんまの Land Sliding Victory というのだろうか・・・。
スコットランド、イギリスから独立。
彼らが本当に望んだのは、EUからの独立ではなく。。。
Shared from Manabu Kose :
スコットランド首相、英から独立示唆 EU残留望む
2016/6/24 日本経済新聞
英紙ガーディアンによると、スコットランドのスタージョン行政府首相は24日、同地域の投票では欧州連合(EU)残留が多数を占めたことを受け、「スコットランドの人びとはEUの一部で有り続ける意思を明確に示した」と述べ、EUに残留するため英国からの独立を求める意向を示唆した。