2016.6.14(火)
28年前、佐治敬三サントリー社長(当時)が「仙台遷都などアホなことを考えてる人がおるそうやけど、(中略)東北は熊襲の産地。文化的程度も極めて低い」という、いわゆる「東北熊襲発言」をして、仙台市を始め東北各県から抗議の嵐。
秋田県では関係施設でサントリー製品の仕入れ停止という事態になり、佐治社長は各県へ謝罪行脚を迫られる羽目になりました。
私も謝罪に来た佐治社長を見かけましたが、福島県でも不買運動の呼びかけがあったほどです。
今回、取扱商品がないなどと言っていますが、いかなる理由があるにしても、グリーンコープの行為は、「結果として」言われなき差別に当たり、偏見に満ちています。
福島県は「熊襲(くまそ)」の地でも「蝦夷(えみし)」の地でもありません。 西日本のメデイアが福島をロクに報じないことも、彼らの深層心理に影響を及ぼしていないでしょうか。
「風評被害」打破に躍起になっている内堀知事、直ちに抗議のコメントを出しなさい。 「福島県人」として、怒るべき時は真剣に怒るべきです。 あの優柔不断の佐藤雄平元知事でさえ、松本龍防災担当相(当時)に怒りを爆発させる姿を我々に見せてくれたではないですか。 「美味しんぼ」の鼻血問題では、よく調査もせずに「風評被害を拡大させる」と大々的に反論していたではないですか。
〜毒舌亭、無視・差別に絶句する、の巻〜
福島県を東北応援フェアから除外 「福島差別」との反響にグリーンコープは...
2016年06月13日 The Huffington Post
九州など14の生協で構成される「グリーンコープ連合」(福岡市博多区)がお中元カタログで実施している「東日本大震災復興応援」フェアが「東北5県で製造された」商品を扱っていることについて、ネット上などでは「福島差別では?」との疑問の声が上がっている。
ハフポスト日本版の取材に対して、担当者は「わざとではない」と弁明している。
問題になっているカタログは、グリーンコープが6月に注文を受け付けるお中元向け通販カタログの「夏のおくりもの2016夏号」。表紙や特集ページで、復興応援と銘打ち、「東北5県で製造されている商品を応援を利用することで被災地の復興を応援しましょう」として青森、岩手、宮城、秋田、山形の商品を取り扱っている。
一般的には東北地方と言えば東北6県を指す。
しかし、東日本大震災と原発事故で甚大な被害を受けた福島県が不自然に除外されており、これに対して疑問の声が上がっていた。