2015.10.23(金)
米(コメ)と言えば東北と北陸だが、これまで青森県には、いわゆるブランド米がなかった。 しかし今年初めて、新品種「青天の霹靂」が食味ランキングの最上位「特A」を取得し、地元・青森県が市場獲得・拡大への期待で沸いているという。 ブランド米では全国が競っているが、どうか頑張っていただきたい。
ところで、アベシご本人様よりも極右の「あの」産経新聞「主張」が、臨時国会を開催しようとしない安倍政権に対して、想定外とも言うべき、批判の「狼煙(のろし)」をあげた。 まさか政権と喧嘩でもしたのか、それとも何か裏に魂胆があっての謀略か? …寒波も近づいてきていることだし、明日は赤い雪が降るかも知れないなあ。
結論〜これを「青天の霹靂」と言わずして何と言うべきか、ということ。。。
〜毒舌冷笑悪態亭亭主より〜
臨時国会「見送り」 国民への説明を怠るのか
2015.10.17 産経新聞「主張」
政府・与党が秋の臨時国会の召集を見送る考えだという。
日本の経済、社会に大きな影響を与える環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)が大筋合意にこぎつけた。内閣の顔ぶれも大幅に変わった。
国会を通じて国民に説明すべき内容はいくらでもある。「召集の必要性は感じない」と口にする政権の鈍感さにはあきれる。
安倍晋三首相の外遊日程が立て込んでいる、などと理由にならない事情を挙げている。国会を開けば、よほど都合の悪いことがあるのか。いらぬ疑いも招こう。
堂々と国会を開き、目指す政治の道筋を語るときである。
議会制民主主義のもと、国会議員は国民の代表である。国政の重要案件について、政府に疑問点をただし、建設的な討論をする重責を担っている。
政府には、国会で説明を尽くす義務がある。それは国民への説明でもある。召集しなければ党首討論も今年はもう開かれない。
安倍首相は、世界の国内総生産(GDP)の4割近くを占める貿易圏を生み出すTPPを「国家百年の計」と位置付けていた。合意内容を丁寧に説明し、国民の不安を拭いたいと、自ら口にしたばかりではなかったのか。
多国間の秘密交渉が重ねられたTPPは、国会議員にも詳細な合意内容が伝えられていない。国民の理解など進みようもない。TPPをいかに成長のテコにするか、日本にとっての利益と不利益はなにか。首相や閣僚は先頭に立って説明に努める必要がある。
第3次改造内閣は発足したばかりで、新閣僚が国会で最初にすべき所信の表明もまだしていない。来年の通常国会まで先送りするつもりか。
首相が経済再生に向けて打ち出した「新しい三本の矢」や「1億総活躍社会の実現」といったテーマも、国会でかみ砕いて説明をする必要があろう。
海洋覇権をねらう中国が招いた南シナ海問題や、国連教育科学文化機関(ユネスコ)が「南京大虐殺文書」を記憶遺産にした問題への対応も問われる。
議題は山積している。政府はたった数日間、予算委員会を「閉会中審査」として開き、お茶を濁すつもりとも聞く。質疑や批判に堪えられない仕事をしていると、認めるようなものではないか。