2015.8.5(水)
米アップル社は4日、基本ソフト(OS)「OS X」の最新版「OS Ⅺ v11.0 Cl Eapitan」を、来年春をめどにリリースすると発表した。
「たくさんの人に使ってほしい」との思いから、初代「System 1」(1984)を踏襲した懐かしいデザインとインターネット非対応が特徴だ。
ドットの1つ1つが肉眼で確認できるほど荒い「Ⅺ」のノスタルジックな最新画面に、世界各国から詰めかけた取材陣の間から大きなどよめきが起こった。
来春にもリリースを予定している「Ⅺ」は、6月9日に発表した「OS X v10.11 El Capitan」の正統退化版。本格的にインターネットに対応させた「System 7.5」以降、オンラインに敬遠気味だったユーザーへの配慮から閲覧ソフト「Safari」を含むインターネットに関する機能を全て取り去り、完全オフラインとした。また、標準アプリケーションに「QuickDraw」「OpenDoc」「ことえり」「Sherlock」を復活させたほか、電卓機能も搭載。ペイントツールも白黒のみ使用可能だ。
「(初代System 1当時は)まさか30周年を迎えられるとは思っていなかった」と話すのは、発表会に登壇したアップル元CEOのスティーブ・ジョブス(享年56)。進化と発展を遂げてきたOSの歴史に逆行する大きな決断をした理由について「いろいろな人に使ってほしいから」と説明した。
またこの日「Ⅺ Cl Eapitan」へのアップグレードは「Ⅹ El Capitan」と同じく無料であることが発表された。
ただし対象となるOSは「10.5 Leopard」以降だった「10.7 Lion」から「全てのMac」へと拡大。来年春の正式版提供以降、ベータ版ユーザーから順次全てのパソコンに「Ⅺ」を強制的にインストールしていく。
(虚構新聞をパクった虚妄新聞紙よりヲタク向けに引用)