2014.8.27(水)
現職不出馬へ。予想通りの展開になってきた。
この3年間ずっと、現職批判を続けてきたが、結局彼は、議員秘書の殻を破れず、平時の幹部ではあっても戦時のリーダーの器ではなかったということに尽きる。
それにしても、原発推進の電力総連に引きずられ御し易い現職にこだわった「連合福島」、これに左右された民主・社民の節操のなさは、いかにも後味が悪い。現職の評判の悪さは聞いていたはずではないか。反省すべきだ。
あとは自民党県連が、既に日銀前支店長の推薦で機関決定しただけに、知事選3連敗を嫌い相乗りを模索する党本部との間でどう調整をつけるのかが焦点だ。 県連のメンツもあり、場合によっては88年のように党内が分裂して闘うことになるかも知れない。それはそれで見物だ。
いずれにしても、新人同士の選挙戦になる。 ズタズタにされた福島県の未来をどう築いていくのか、被曝、被災者・避難者の救済・生活再建、除染・中間貯蔵施設、高濃度汚染水のダダ漏れの問題など課題は山積しており、なにより原発事故はまだまだ継続中なのだ。 各氏の政策論争に期待して、後は静かに推移を見守りたい。
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福島県知事選 佐藤雄平現知事、不出馬へ 内堀氏擁立の動き強まる
2014.8.27 福島民友
任期満了に伴い10月9日告示、26日投開票で行われる福島県知事選で、現職の佐藤雄平氏(66)=2期=が3選出馬しない意思を固めたことが26日、分かった。
佐藤氏は出馬しない意向を既に複数の関係者に伝えている。佐藤氏に近い複数の関係者が明らかにした。佐藤氏の不出馬意思を踏まえ、民主党県連など複数の政党、団体が佐藤氏の後継として副知事の内堀雅雄氏(50)を擁立する動きを強めている。同党関係では、党県連代表で参院議員の増子輝彦氏(66)の動向も注目されている。
佐藤氏に近い関係者によると、佐藤氏は進退表明の前提として、現段階での県政最大の課題に位置付ける中間貯蔵施設受け入れをめぐり、これを優先して取り組む姿勢を強調してきた。同施設に関する政府との交渉では、受け入れに向けた最終調整を福島県が進めており、佐藤氏は交渉にめどが立った段階で知事選への態度を明らかにするとみられる。
佐藤氏は26日、報道陣に対し「中間貯蔵施設(の問題)が最大のヤマ場を迎えている。全力を尽くす」とこれまで同様の発言にとどめ、公式には進退について明言しなかった。
一方、福島県内政党や団体の関係者によると、内堀氏擁立をめぐっては、佐藤氏を支援する民主県連などをはじめ、元日銀福島支店長の鉢村健氏(55)を擁立した自民党県連内にも推す声がある。
政府・与党の有力筋にも佐藤氏が3選出馬しない場合には、内堀氏の擁立を支持する声があるという。こうした状況を踏まえ「内堀氏なら相乗りも可能だ」との認識を示す県議らもいて、水面下で協議しているもようだ。