ポール・マッカートニーの来日ツアー「OUT THERE JAPAN TOUR 2014」の全公演の中止が決定した。
同ツアーはウィルス性炎症によるポールの体調不良を理由に、5月17日(土)、18日(日)に東京・国立競技場公演の延期を余儀なくされた。今週は東京・日本武道館公演と大阪・ヤンマースタジアム長居公演が予定されていた。 公演公式サイトは20日、「ポール・マッカートニー本人の体調の回復を待ったものの、十分な演奏を行うまでに回復しないという事情で、5月21日(水)日本武道館公演、及び5月24日(土)ヤンマースタジアム長居公演も含めた全ての公演を、正式に中止とさせていただきますことをご報告致します。公演を楽しみにされていたファンの皆様、ご期待に添えない結果となり深くお詫び申し上げます」と声明文を発表した。 それによると、ウィルス性炎症による体調不良が回復せず、19日に医師から「引き続き静養に専念すべき」と診断を受けたという。 「これを受けて、アーティスト側、招聘元および日本公演主催各社で協議を重ね、ここで無理をしてステージに立つよりも、ポール・マッカートニー本人の完全な体調回復を最優先すべきと判断し、非常に残念ながら、ポール・マッカートニー OUT THERE JAPAN TOUR 2014 の全公演を中止とさせていただく事を決定致しました」とサイトには書かれている。 ポールは今回の発表に際し、「昨年11月、ここ日本で素晴らしい時を過ごして以来、また演奏できることをとても楽しみにしていました。国立競技場に続いて、今後の公演も中止することは、僕にとっても非常に残念です。日本のファンの皆さんからの愛、励ましのメッセージと理解に感謝しています。皆さんにまた近いうちに会えることを信じています。愛を込めて ポール」と文書を通じてコメントした。 ポール自身も再来日公演を希望しているといい、今後は早期の実現に向けて協議が行われる予定だという。 今回の来日公演のチケットは5月22日(木)午前10時から6月9日(月)まで、購入先にて払い戻しが行われる。詳細は準備が整い次第、公演公式サイトおよびテレドーム(自動音声案内:0180-99-3335)にて順次発表される予定。