2014.5.7(水)
う〜ん。何かあるのかなあ。
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STAP論文、再調査せず=小保方氏ら処分へ—理研
2014 年 5 月 8 日 The Wall Street Journal
STAP(スタップ)細胞の論文問題で、理化学研究所は8日、不正行為があったと認定した小保方晴子研究ユニットリーダー(30)らの論文を再調査しないと発表した。不正行為が確定し、理研は論文の撤回を勧告した。懲戒委員会で小保方氏や笹井芳樹理研発生・再生科学総合研究センター副センター長(52)らの処分を決める方針。
小保方氏が4月に不服を申し立て、最終報告をまとめた理研の調査委員会が審査。再調査の必要がないと判断し、8日の理事会で決定した。
調査委は4月1日に公表した最終報告書で、英科学誌ネイチャーに掲載された論文の画像について、小保方氏に二つの不正行為があったと認定した。STAP細胞がさまざまな細胞になる能力を持つ証拠とされた画像は、実験条件が異なる小保方氏の2011年の博士論文の画像に酷似しており、不正行為防止規定の「捏造(ねつぞう)に当たる」と指摘。遺伝子の解析画像を切り貼りしたことも、改ざんと認定した。
小保方氏は4月8日、「画像の取り違えであり、不正行為ではない」と理研に不服を申し立てた。翌9日の記者会見では「間違いは研究結果に影響しない。STAP細胞は200回以上作製した」と主張した。
調査委は不服申し立ての審査結果報告書で、論文の画像は「機械的ストレス、骨髄細胞、生後3〜4週齢のマウスで得たのに、酸処理、脾臓(ひぞう)細胞、生後1週齢のマウスの実験条件で得たデータとして使用した」と改めて指摘。規定が「データや研究成果を作り上げ、記録または報告する」と定めた捏造の範囲にあることは明らかとした。
小保方氏側は、規定では研究不正に「悪意のない間違い」を含まないと主張したが、調査委は「悪意」は故意と同じと指摘。調査期間が短く不十分との主張も、小保方氏に聞き取り調査を2回行って説明を十分聞いたとして退けた。