2013.8.22(木)
以前、東京・サンミュージック本社のビルを眺めたことがある。 アイドル歌手・岡田有希子が18歳で身を投じたビル。 なぜ、と思ったものだが、今日の藤圭子投身自殺のニュースを聞いて、病気だったとはいえ、改めてなぜと思わされた。
私のきょう昼のFB第一報で彼女を「怨歌歌手」と表現したが、作家・五木寛之も今日のコメントで「怨歌歌手」と表現していた。 感じるところ同じものがあったのだろう。 それほど彼女の歌には他の歌手にはない(せいぜい、浅川マキやちあきなおみぐらいか)、鳥肌が立つような「凄さ」があった。
我々の年代にとっては、彼女は「宇多田ヒカルの母」ではなく、まさしく「藤圭子」そのものだった。
実に惜しい。 改めてご冥福を祈りたい。