2013.8.9(金)
秋霜烈日。巨悪を眠らせない。苛斂誅求。。。。
こんな言葉は検察の辞書からもはや完全に消え失せてしまった。。
小沢事件、前田検事事件、田代検事事件etcで風前の灯火だった検察の権威は地に落ちるどころか、メルトダウンし地球の裏側を通り越し、宇宙に散り散りに散ってしまった。 国会事故調や政府事故調などの「人災」論など、国会の怠慢を尻目にどこの空。 被告訴人は揃いも揃って優雅な天下りに外国漫遊と、左うちわでせせら笑っている。 これでOKなら、我々が今後犯罪を犯しても、一切お咎めなしにしてくれるんだろうな? 検察審査会に期待するしかないというのも悲しい。 日本における法の正義など決定的に消滅してしまった。
昨年2月の埼玉県上田清司知事の発言を改めて思い出す。
『「何なんだろう」と。この会社というのは、これだけ満天下に迷惑をかけて、誰一人まだ警察にご厄介になってもいないという。 大体、普通ガスタンクが爆発すりゃね、御用になったり、デパートが火災になったって御用になるのに、誰もまだ御用になってないようなね、こういう不思議な会社なんですから。「どういう会社なんだ」というふうに言いたいですね。「誰か自首するやつはいないのか」と言いたいよね。』
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原発事故、全員不起訴へ 東電前会長や菅元首相ら 2013年8月9日 朝日新聞
東京電力福島第一原発の事故をめぐり、検察当局が、業務上過失致死傷などの疑いで告訴・告発された東電幹部や政府関係者ら全員を、不起訴処分にする方向で調整していることが8日、わかった。今月中にも処分を出す見通しだ。
菅直人元首相に事故後の対応などで説明を求めたことも、関係者への取材でわかった。菅元首相は告訴内容を否定するとみられ、検察当局は説明の結果も踏まえて最終判断する。
原発周辺の被災者ら計約1万5千人は、入院患者が事故直後の避難途中に死亡し、住民が被曝(ひばく)して傷害を負ったなどとして、震災以降、断続的に告訴・告発した。対象は菅元首相のほか、東電の勝俣恒久前会長、清水正孝元社長、原子力安全委員会の班目春樹元委員長、枝野幸男元官房長官と海江田万里元経済産業相ら数十人で、検察当局は昨年8月に受理。東京、福島両地検に応援検事を集め、事情を聴いてきた。
検察当局は、事故と死亡との因果関係は「ないとは言い切れない」とし、「被曝による傷害」は、現時点ではそもそも認定できないと判断。その上で、原発の電源をすべて失い、原子炉が冷却できなくなるような大規模な津波を予見できたか▽予見の程度に見合う対策をとったか――などの点で捜査を進めた。
その結果、今回の規模の大地震や津波は、発生以前に専門家の間で予測されていたとは言えず、原子炉格納容器の圧力を下げるベント(排気)の遅れが原発建屋の水素爆発を招いたとする告訴内容も、放射線量が高く、停電したことが作業遅延の原因と判断。菅元首相や東電幹部らの刑事責任を立証するのは、困難と結論づけるとみられる。