2013.6.1(土)
東北六魂祭もありましたが、今日の私のメインは、FB友でフリーランス・ジャーナリストの藍原寛子さん(Japan Perspective News代表)による「インターネットでつながる震災後の支援と情報交換〜アメリカ、フランス、福島の実態から〜」という演題でのお話を伺うことでした。
この中で、阪神淡路大震災以降、とりわけ東日本大震災におけるインターネット、SNS、クラウドファンディング、YouTubeによる国境を越えて広がる情報の受発信の現状などについて学びました。既成マスコミ(人)の劣化についても議論がありました。
また、昨日帰国したばかりというフィリピン訪問の中で取材活動を行ったバターン原発について報告がありました。
同原発はフィリピンで唯一の原発で、首都マニラの西部80キロに位置。 マルコス独裁政権下で’84年に完成したものの、イエロー革命(エドゥサ革命、ピープル・パワー革命)後のアキノ政権が’85年に閉鎖を決め、これまで核燃料を一度も搬入することなく、今や全く使われていないという珍しい原発です。フクイチとほぼ同期のもので劣化が進んでいます。
閉鎖に至るにはアキノ政権の判断もありますが、教会を媒介とした国民の議論が重ねられたこと、マルコス独裁への反発などで結局使われることなく、独裁政権のシンボルとして建物だけが管理されているということです。見学ツアーも実施されています。 事故後の日本の現状を見ると、実に考えさせられるものがあります。