2013.3.27(水)
昨日に続く違憲無効判決。 素直に選挙をやり直し、改めて民主党に鉄槌を下すも良し、考え直すも良し。 金はかかるが、民主主義のコストと割り切るほかない。
****************************************
1票の格差、高裁岡山も「無効」 7判決すべて「違憲」 中国新聞 2013/3/27
最大2・43倍の「1票の格差」が是正されないまま実施された昨年12月の衆院選は違憲として、弁護士らのグループが岡山2区の選挙無効を求めた訴訟の判決が26日、広島高裁岡山支部であった。 片野悟好裁判長は、格差を是正しなかった国会の対応について「司法軽視は甚だしい」として違憲と判断、選挙無効を言い渡した。 無効判決は、衆参両院を通じて戦後初となった25日の広島高裁に続き2件目。 広島高裁判決は一定期間が過ぎた後に無効となる「将来効判決」だったが、岡山支部判決は猶予を設けていない。 確定すれば、岡山2区選出の自民党の山下貴司氏は失職する。
一連の1票の格差訴訟で26日は岡山支部のほか、広島高裁、広島高裁松江支部などで6件の判決があった。 6件は全て違憲とした上で選挙無効の請求は退けた。 広島高裁は25日とは別の裁判長が判決を言い渡し、結果が分かれた。 岡山支部判決で片野裁判長は「国会は昨年11月に駆け込み的に緊急是正法を成立させたにすぎず、怠慢」と指弾。選挙を無効として岡山2区の選出議員を欠く政治的混乱についても「長期間、投票価値の平等に反する状態を容認する弊害の方が大きい」との考えを示した。
一方、広島1、2、3区をめぐる26日の広島高裁判決は「国政の運営に重大な支障を与える恐れがある」として選挙無効を回避。松江支部判決は「(2009年衆院選を違憲状態とした)11年の最高裁判決の趣旨に沿った区割りの改定が実施される可能性がある」とし、島根1区の無効請求を退けた。広島高裁、松江支部の各訴訟の原告弁護団は即日上告した。 衆院選小選挙区をめぐり、二つの弁護士グループが全国14の高裁・高裁支部に起こした計16件の訴訟では「違憲・無効」2件、「違憲・有効」11件、「違憲状態」2件の判決が言い渡された。 27日の仙台高裁秋田支部判決で一審判決が出そろう。