• yanxia2008

【右の頬、左の頬】

2012.12.10(月)

 中間貯蔵施設の建設協議を度々欠席したことから、他の町長から辞任を求められていた井戸川克隆・双葉町長が双葉地方町村会長職を辞任。

 会の運営が混乱した責任を取った形だが、中間貯蔵施設については「私は生涯、受け入れることはない」と強調。

 現在、朝日新聞の「プロメテウスの罠」で井戸川町長の震災後の動静を報じているのでお読みいただきたい。  賛否はあると思うが、私は井戸川さんの心情の方にむしろ共感する。

 もちろん、双葉郡設置が現実的解決策だというのも分からないではないが、そもそもの原因は、拡散された放射性物質を「無主物だ」と言い放った東電にあり、あらゆる事態は東電と国の責任であるべきなのに、なぜ最初から抵抗もせずに、被害地である双葉郡に設置することありきで話が進められてきたのか、今もって分からない。

 聖書に「誰かが、あなたの右の頬を打ったなら、左の頬を向けなさい。(マタイ5章39、ルカ6章29)」とあるが、なぜ、普天間を県外、国外に持って行けと主張している沖縄のように、毅然と主張しないまま、ここまで至ってしまったのか?

 もちろん、どちらにも言い分はあり、それぞれもっともではある。  しかし、事故前年のプルサーマル導入の受け入れの時に、井戸川さんを含む全町長がこぞって知事に判断を迫ったときと同じ構図なのではないか?

 一番大事なのは、原発は人々を「分断」するということ、そこにこそ根本の原因がある。

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双葉町長が町村会長辞任 中間貯蔵の協議欠席

2012/12/10  日本経済新聞

 福島県の東京電力福島第1原発周辺8町村でつくる双葉地方町村会は10日、井戸川克隆・双葉町長の会長辞任を了承、後任に山田基星・広野町長を選んだ。除染で出た汚染土壌などを保管する中間貯蔵施設をめぐり、佐藤雄平知事と町村会が11月に現地調査の受け入れを決めたが、井戸川町長は協議の場を欠席。7町村長が辞任を求めていた。

 井戸川町長は終了後の取材に対し、辞任の理由を「避難先の埼玉から距離があり、通常業務で迷惑を掛けた」と説明したが、会の運営が混乱した責任を取った形。中間貯蔵施設については「私は生涯、受け入れることはない」と強調した。

 山田新会長は「8町村間で温度差もあるが、復旧、復興にスピード感を持って取り組んでいく」と述べた。

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