2012.7.11(水)
浪江町の馬場町長。 安全協定違反、虚偽報告という東京電力の不誠実な態度に激怒。 これは、町民が一体となって復興計画づくりに取り組んでいる浪江町の人々全体に対する侮辱でもある。 馬場さんの怒りはもっともだ。断固支持する 勝俣前会長ら役員陣は他を見下す態度に終始し、技術系社員は専門用語を駆使して煙に巻く「煙遁の術」を使うし、この会社はどうにもこうにも救いようがない。 それら諸々の集大成が「東京電力事故調報告書」(社内事故調報告)だと思えば納得がいく。 やっぱりこの会社は整理解散すべきだった。
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福島・浪江町長、東電の回答書に激怒
2012 年 7 月 04 日 TBSニュース
福島県の浪江町長は、原発事故の謝罪のため役場を訪れた東京電力の新しい社長らに対し、東電の事故報告書の内容は「全くのでたらめだ」と怒りをあらわにしました。
原発事故で警戒区域に指定されている、福島県浪江町の仮役場を就任後初めて訪れた、東京電力の下河辺和彦会長と広瀬直己社長。馬場有町長はその場で、東電に対し怒りをあらわにしました。
「きょうはお持ちしておりません」(東京電力・広瀬直己社長)
「どうして持ってこないのですか。どうして持ってこないのですか?何なんだいったい。誠意を示せよ」(浪江町・馬場有町長)
「持ってこなかったもの」。それは、町が東電に対して求めていた回答です。東電は先月公表した社内調査の最終報告書の中で、事故直後、浪江町への連絡が途絶え、2日後に社員を派遣して状況を説明したとしています。
これに対し馬場町長は、東電の誰がどんな内容を誰に説明したかなどについて、先月、東電側に質問し、回答期限を7月3日としていました。
東電の広瀬社長は夕方、再び町長を訪ね、回答書を提出しました。しかし・・・。
「でたらめですよ、でたらめ。全部うそ。うそです。改めて精査するというような話でしたけど、全く回答になっていない」(浪江町・馬場有町長)
馬場町長は、回答書の記述に嘘があると怒りが収まりません。
「私どもは私どもの社内の調査を踏まえて、ご回答、きょう申し上げた」(東京電力・広瀬直己社長)
浪江町では今後、この回答書を精査した上で、東電を業務上過失傷害の疑いで刑事告発することも検討するとしています。